約 5,648,804 件
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/95.html
新しく501に来たウィッチは男な上に目が見えない!? そんなおはなし ちなみにペリーヌルートだよ!! 第一話:杖つきウィッチ 第二話:俯瞰視(バーズアイビュー) 第三話:タカの目(ホークアイ) 第四話:夜鷹(ナイトジャー) ※オールスターに関して 使う機会がありましたらお好きなようにご利用下さい。 キャラは作者本人もイマイチ掴みかねてるのであまり気にせずどうぞ。 誤字質問などありましたらどうぞ 感想などありましたら泣いて喜びます どうも、[格闘のウィッチ]を書いています作者です。毎日楽しく読んでいます。 -- 格闘のウィッチの者 (2010-12-20 19 39 15) コンセプトも文章も好きです 応援してます -- 読者A (2010-12-25 01 13 44) 早くも続きが気になる -- 名無しさん (2011-01-17 05 35 42) 早く続きを… -- 名無しさん (2011-08-05 22 02 03) そろそろ続きが来ると信じてるよ -- 名無しさん (2012-02-14 06 16 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/414.html
俺「ストライクウィッチーズである」 486-525 作者 前1 486 :前1[]:2010/10/30(土) 01 09 32.55 ID koJTHm8HO ―異世界(ナイト)― ナイト「なるほど。この世界の事は大体わかった」 リーダー「ついたぞ」 ナイト(ただの洞窟じゃねーか) リーダー「入れ」 仲間「こいつどうするんだ?」 リーダー「牢にでも入れておけ」 仲間B「来い」 ドンッ ナイト「ッ…歓迎ありがとよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 490 :前1[]:2010/10/30(土) 01 20 27.09 ID koJTHm8HO ―異世界(喉)― 喉「と、とりあえずどこかに行くか」 ババッ 喉「ひぃぃッ!」 カァーカァーカァーッ バッサバッサ 喉「お、脅かすなよ…」 喉「それにしてもいかにもな雰囲気だよな…」 喉「廃墟だらけ…」 喉「ゴーストとか出るなよ絶対…」 喉「いや、それよりネウロイなんて出たら俺本当に死ぬな…」 喉「絶対出るなよ…」 ガクガク ブルブル 498 :前1[]:2010/10/30(土) 01 38 17.06 ID koJTHm8HO ピッ ドカアアアアアアアン 喉「へ?」クルッ 喉「」 ピッ ピッ 喉「出たあああああああッ」 ドカアアアアアアアン ドカアアアアアアアン 喉「うわあああああ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー タタタタタタタタタタ! 喉「しぬうぅぅぅぅぅぅ!」 ドカアアアアアアアン ドカアアアアアアアン 喉「たーすーけーてー!」 502 :前1[]:2010/10/30(土) 01 50 22.73 ID koJTHm8HO 喉「もうだめ!しぬ!ルッキーニちゃん!」 ???「こっちでござる」 ヒョイ 喉「おわっ!」 ドンッ 喉「いってぇ」 ???「しっ!」 喉「……」 ???「行った様でござるな」 ???「大丈夫でござったか?」 喉「な、なんだお前そのカッコ…」 ???「お主お洒落がわからぬのか?」 喉「オシャレって…」 ???「まあ、いいでござる」 504 :前1[]:2010/10/30(土) 01 57 42.55 ID koJTHm8HO ???「お主名は?してなぜこのような場所で走り回っておった?」 喉「喉だ。助けてくれてありがとな…」 喉「で、お前は?」 ???「申し遅れた。拙者、拙者と申す者でござる」 拙者「この区域をパトロールしておった所、お主を見つけた」 拙者「喉殿と申されたか?何故このような場所に?」 喉「仲間とはぐれたんだ」 505 :前1[]:2010/10/30(土) 02 03 27.42 ID koJTHm8HO 拙者「なるほど。迷子でござったか」 喉「ちがう!」 拙者「そういう事なら保護させてもらうでござる」 拙者「喉殿、着いてきてほしい」 喉(まあ、1人でいるよりは安全だな) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 喉「まだなのか?」 拙者「もうすぐ着くでござるよ」 ピッ ドカアアアアアアアン 喉・拙者「!」 507 :前1[]:2010/10/30(土) 02 10 08.85 ID koJTHm8HO 喉「さっきのネウロイ!」 拙者「見つかったでござるか」 喉「おい!逃げるぞ!」 拙者「いや、ここは拙者に任せてくだされ」 喉「おい!無理だ!やめろ!」 拙者「拙者これでもうぃっちの端くれ。喉殿はそこで隠れていてくだされ」 チャカッ スッ 喉「ストライカーも無しにどうする気だッ!」 拙者「ふぅー」 508 :前1[]:2010/10/30(土) 02 16 31.36 ID koJTHm8HO 拙者「破ッ!」 拙者『烈・風・斬・ッ・!』 ブンッ ズガガガガガガガガガガガッ ドガアアアアアアアアン パリィン 喉「な……」 チャキン 拙者「ふぅ」 拙者「ほら、大丈夫でござったであろう?」 喉「そ、そうだけど…」 喉「いまのはなんだッ!?」 510 :前1[]:2010/10/30(土) 02 23 58.32 ID koJTHm8HO 拙者「あの技でござるか?」 拙者「あれは烈風斬と言って」 喉「知っている!なんでお前が使えるんだと聞いているんだ!」 拙者「この技は我が師から教わったものでござる」 喉「もしかして坂本美緒少佐か!?」 拙者「そうでござるがお主師匠を知っているのでござるか?」 喉「少佐は今どこに!?」 拙者「……」 拙者「亡くなられたでござる」 喉「え…」 511 :前1[]:2010/10/30(土) 02 30 59.55 ID koJTHm8HO ―道中俺は少佐の事、この世界で起きた事、今この世界が置かれている状況を知った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―基地― 拙者「着いたでござるよ」 仲間1「拙者さんお帰りなさい!」 仲間2「ご苦労様です!」 子供1「拙者お兄ちゃんあそぼー」 仲間3「そちらの方は?」 拙者「ただいまでござる。こっちは喉殿でござる」 拙者「迷子ということなので拙者が保護した」 512 :前1[]:2010/10/30(土) 02 37 44.03 ID koJTHm8HO 仲間3「そうでしたか。さあこちらへどうぞ」 仲間1「ご飯の用意をしてきます」 喉「あ、いや…お構い無く…」 拙者「疲れたでござろう?体を休めるといい」 子供1「いいなーご飯」 子供2「俺も食べたい食べたい食べたーい」 民間人1「こら、お客様なんだからいいのよ」 喉「……」 子供「昨日も食べてないんだよー」 民間人「しっ!」 514 :前1[]:2010/10/30(土) 02 44 58.77 ID koJTHm8HO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 仲間1「こんな物しかございませんが…」 喉「い、いえ…とても美味しそうです」 仲間1「どうぞ召し上がってください」 喉「いただきます」 カチャカチャ… 子供1「じーっ」 子供2「じーっ」 喉(うっ…) 子供1・2「じーっ」 喉「…食べるか?」 子供1「ほんと!」キラキラ 子供2「いいの!」キラキラ 喉「あ、ああ、そのかわり仲良く食えよ」 子供「やったー!」 515 :前1[]:2010/10/30(土) 02 55 40.54 ID koJTHm8HO 子供「いただきまーす」 カチャカチャ パクパク 喉(ふふ、うまそうに食べるなぁ) 喉(しかしこれからどうしようか…) 喉(ここに居座るのも気がひけるしな…) 拙者「おお、喉殿」 拙者「子供達に食事を分けていただいたようでかたじけない」 喉「別にいいさ」 喉「ところで相談なんだが」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 516 :前1[]:2010/10/30(土) 03 03 51.80 ID koJTHm8HO 拙者「いや、そんなこと気になさらずとも」 喉「いや、しかし」 拙者「では喉殿も一緒に戦ってはくれぬか」 喉「今の俺は何の役にもたたないぜ」 拙者「大丈夫でござる。訓練さえすれば喉殿だって!」 喉「訓練か…」 仲間2「拙者さん!例の物が出来ました!」 拙者「本当でござるか!」 喉「例の物?」 拙者「喉殿も一緒に見に行こうでござるよ!」 517 :前1[]:2010/10/30(土) 03 11 27.88 ID koJTHm8HO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 仲間4「これです!」 バッ 拙者「おお!」 喉「!」 仲間4「修復するの大変でしたよ」 喉「…ストライカー」 拙者「師匠が昔使っていたものでござる」 拙者「これでネウロイとの戦いも少しは楽に」 喉「これ俺に使わせてくれ!」 仲間4「なにいってんだ!ウィッチでも無いのに」 喉「まだ言ってなかったが俺もウィッチだ!」 518 :前1[]:2010/10/30(土) 03 17 42.59 ID koJTHm8HO 喉「拙者!これなら俺も戦える!」 拙者「そうでござるか!」 拙者「ではこれは喉殿に預けたでござる!」 仲間4「いいんですか?」 拙者「かまわんよ。烈風斬があれば下からでもネウロイは倒せるでござるからな!」 拙者「では喉殿の部屋を用意せねばな!」 拙者「はっはっはっ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 520 :前1[]:2010/10/30(土) 03 24 30.83 ID koJTHm8HO ―翌日― ウゥゥゥゥゥゥゥ 仲間1「ネウロイだー!」 仲間2「女子供は地下へ!」 わー わー 拙者「喉殿!出番でござるよ!」 喉「ああ!いつでも行ける!」 ブォオオオオオ 拙者「おお!これがすとらいかぁ!」 喉「喉、出撃する!」 ブォーーーーーーン 拙者「拙者も急がねば」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 521 :前1[]:2010/10/30(土) 03 31 25.73 ID koJTHm8HO ―外― 拙者「待ってくだされ喉殿ー!」 喉「ああ、すまないつい」 拙者「お待たせしたでござる」 拙者「ではいきましょうぞ」 喉「え?他のやつらは?」 拙者「ちゃんと避難したでござるよ?」 喉「いや、戦わないのか?」 拙者「彼等は民間人でござる」 喉「まさかお前今まで1人で…」 拙者「そうでござる。か弱き彼等を守るのが拙者のつとめ」 522 :前1[]:2010/10/30(土) 03 39 50.37 ID koJTHm8HO 喉「無茶なやつだな」 拙者「拙者戦友が出来て嬉しいでござるよ」 喉「お喋りは終わりだな」 拙者「来たでござるな」チャキ 拙者「喉殿、これを使うでござる」 喉「ああ」 拙者「小型の群れの様でござるな」 拙者「どう攻めるでござるか?」 喉「俺が動きを止める。その間に烈風斬で一掃してくれ」 拙者「わかったでござる」 523 :前1[]:2010/10/30(土) 03 44 10.14 ID koJTHm8HO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ブォーーーーーーン 喉「フェルマータ!」 喉「いまだ!」 拙者「烈風斬!」 ズガガガガガガガガッ 喉「どんどんいくぞ!」 喉「フェルマータ!」 拙者「烈風斬!」 ドカドカドカドカドカドカ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 喉「はぁはぁ」 拙者「終わったでござるな…」 525 :前1[]:2010/10/30(土) 03 48 08.45 ID koJTHm8HO 拙者「しかし喉殿は凄いでござるな。あれほどとは…」 喉「いや、俺1人じゃ勝てなかったよ」 拙者「そんなことないでござるよ」 喉「そ、そうか?///」 拙者「さあ、帰るでござる」 喉「ああ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 俺団Ⅲ 4へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1327.html
――ロマーニャの大広場にて―― 上空を飛行するネウロイの出現により、ロマーニャの街はパニックに陥っていた。 大勢の人々が退避しようと、もの凄い勢いで避難所へと走っていく。 俺「落ち着いてくださ……っうわっ!」ドンッ 見る限り100人以上は居るであろう押し寄せる人の波に、俺は突き飛ばされた。 身動きも出来ないほど混雑しているため、すぐには立ち上がれない。 俺「おぃ…!痛たっ!…ちょ……まっ……くそっ!……やめっ…」バタバタ ドスドス 走ってきた何人かに腕や背中を踏みつけられる。 立とうとするとまた足が乗っかってくるので、地面にへばり付いている状態になってしまった。 身体に何度も体重がのし掛かり、背中を踏まれるとみぞおちを殴られたような苦しさと痛みが襲ってくる。 少し時間が経って人の波が治まってくると、ようやく俺は立ち上がることが出来た。 周りを見渡すと、おじさんとロマーニャの兵士はすでに市民を誘導しており、走っていた連中も大分静かになってきている。 俺「…………。」 俺は身体に残る痛みを感じながら、慣れないことはやるもんじゃないと心から思った。 「「「撃てっ!」」」ダダダダダダ! ドンッ ドンッ ロマーニャ防空がネウロイに向けて対空砲火を開始する。 しかしダメージを与えられず、ビクともしていない。 …………早く……宮藤さん達が来てくれれば……! ウィッチ達に期待を抱きながら、自分は何も出来ない無力さを、俺はひしひしと感じていた。 ――大聖堂にて―― マリアがルッキーニの手を掴み、避難を呼び掛けた。 ルッキーニ「私、行かなきゃ!」 マリア「えっ…?」 宮藤「いたっ!シャーリーさん、あそこ!塔の上です!」 シャーリー「塔!?」 ルッキーニを見つけた宮藤がシャーリーに場所を伝え、大聖堂の下の所へとトラックを走らせる。 二人がトラックから降り、宮藤が荷台の布を剥がすと、そこにはルッキーニのストライカーが現れた。 ルッキーニ「シャーリー!」 シャーリー達と自分のストライカーを見つけたルッキーニが、柵を跳び越える。 マリア「あ…危ない!」 ルッキーニ「行かなきゃ!私、ウィッチだから!」 マリア「えっ?」 ルッキーニ「これ、持ってて!」シュルル… 帽子を投げ、それをマリアが受け取った。 マリア「ウィッチ…?」 ルッキーニ「うん!」ダッ マリア「あっ…!」 下に飛び降り、大聖堂の屋根を滑り降りていく。 ルッキーニ「だから…ロマーニャを守らなきゃー!」 屋根をジャンプしてトラックのストライカーへ飛び乗る。 ルッキーニは武器を持ち、勢いよく空へと飛び立っていった。 ――ロマーニャの上空にて―― すでにストライカーを履いて飛行していたシャーリーと宮藤に、ルッキーニは合流した。 シャーリー「いくぞ!連携攻撃だ!」 ネウロイがビームを放つ。それを回避しつつ、ルッキーニがネウロイの下へと回り込んで銃弾を撃ち込んだ。 装甲が剥がれ、コアが露出する。 ルッキーニ「あれだ!シャーリー、コアが見えた!」ダダダダダ! シャーリー「よし、X攻撃だ!」ブゥゥゥゥゥゥン! ――ロマーニャの避難所近くにて―― 大勢の市民が誘導され、避難所へ向けて列を作っている。 市民「ウィッチ達だ!」 その声に気が付いた俺は、すぐさま空を見上げた。3人のウィッチ達がネウロイと戦っている。 しかしそれほど苦戦している様子では無いことが、地上からでも何となく分かった。 ウィッチを見つけた市民や兵士達は喜び、何処からも応援の声が聞こえてくる。 俺(これでアニメ通りに行けば……ロマーニャの街は大丈夫のはずだ……!ルッキーニ少尉…!) この5話の敵は、たしかすんなり倒せたということを、俺は思い出した。 ――上空にて―― シャーリー「いいぞっ…こい……こいっ!」ダダダダダ! ネウロイ「ピキィィィィィィ!!」 シャーリー「くっ…気付かれた…!」 隙を狙うため、シャーリーが敵を引きつける。 しかしネウロイは宮藤とルッキーニに気づき、方向を変え、攻撃する体勢になった。 ネウロイ「ピキィィィ!!」バシュウウウ! 宮藤「くぅぅ…!!」バシュウウウ! 宮藤へ向けてビームを放つが、それを防ぎ、張ったシールドでどんどん押し返していく。 その隙を付いたルッキーニが多重シールドを張り、ネウロイに突っ込んでいった。 ルッキーニ「えぇい……やぁあああ!」ズドォォォォン! ネウロイ「ピキィィ……!!」パリィィィィン…… ――避難所近くにて―― ぶつかった瞬間はよく分からなかったが、ネウロイが白い光に変わり、砕け散ったことから、俺は彼女達が勝ったということを理解した。 先程まで不気味な黒い固まりだったものが、今ではキラキラと結晶のようなものとなって空中に散らばっている。 兵士「お……おおお!…勝ったぞー!」 「ありがとぉおおおおお!」「おぁぁあー!結婚してくれー!」オオオオオオオオオオオ! 誰か一人の兵士がそう叫ぶと、周りの人も連られて声を上げ、瞬く間にロマーニャに歓喜が広がっていった。 ……俺も叫びたい…… ……でも…またこの前みたいに………新しい敵が来るんじゃないのか……? 俺は一人だけ不安のままだったが、その後、ネウロイが現れることはなかった。 ――夕方、ロマーニャの大広場にて―― 安全が確認され、市民の誘導が終わった頃には、街はすでに夕焼けに染まっていた。 おじさん「はぁー……ったくよぉ…折角の休日が…何でこう……よぉ……」 ロマーニャの一軍人として誘導を手伝ったおじさんは、後から来る疲れに嘆いていた。 俺も休憩していると、背中や腰からの痛みがズキズキと響いていることに気が付く。 ……あの後、新しいネウロイが出てこなかったから……きっと本来の展開通りに進んだと思うけど…… ……結局…………何も出来なかった…… …ネウロイを倒した宮藤さん達……そして本物の軍人達…… 俺がどう行動したって……覚悟を決めたって……何も……… 報われないのか…どうすりゃ…いいんだよ…… もう帰るかとおじさんが言おうとした時、避難所の方から女の子が俺のところへ走ってきた。 タタタタタタ…… 女の子「いたっ!ぐんじんさん!今日はありがとー!」 ネウロイからの避難する時、転んでいたところを俺が助けた女の子だった。 無事に両親と再会できたらしく、明るい笑顔を見せてくる。 誘導も出来ず、声も張れず、市民にも相手にされなかった俺が、唯一もらった感謝の言葉。 その言葉から、俺は少しの元気を貰った。 俺「……どういたしまして…。」 ぎこちない、久しぶりの笑顔で俺は答える。 報われたと言うべきなのだろうか。 しかし… その女の子の無邪気な顔は、宮藤が彼に見せた笑顔にどことなく似ている気がした。 宮藤が彼に好きだと言った瞬間を、俺は鮮明に思い出した。 ――次の日、ストライクウィッチーズ基地、外にて―― ルッキーニ「びぇぇぇん!…ヒック…ごめんなしゃぁぁい……ヒック…」 食料調達分の渡された資金を全て使い果たしてしまったルッキーニは、両手にバケツを持って罰を受けていた。 坂本「監督責任!……仕方ない……私も反省しよう。」 シャーリー「あはは……ごめんな~…ルッキーニ…」 ビェェェェン!ウェッ…ヒック… 俺(あ、やっぱり…。) 空から食料が降ってくることを予想して、俺は外に出ていた。遠くの方から、泣きながら反省しているルッキーニを見つける。 昨日の出来事が「私のロマーニャ」通りに進んでいたということを、俺は改めて認識した。 今回はアニメ5話通りにいった…… じゃあ何でジェットストライカーの時は……新しいネウロイが出てきたんだ? ……彼が…影響しているのか…………たしかにあのストライカーを履いたのは彼だ… ……………彼……のせいじゃないのか……彼のせいで、現れるはずがないネウロイも…… …………宮藤…さん………も… 未来が変化したジェットストライカーの事件のことと同時に、宮藤が彼に告白した瞬間を思い出す。 俺は空を見上げ、彼を妬み始めた。 …男が魔法を使えたら…それは戦わざるを得ないだろうよ…… 辛いだろうけど…きっと心のどこかでは楽しいと思うはずだ。 誰からも注目され…ウィッチ達とも気軽に話せ…スト魔女SSのように、恋だってすることも出来るんだから。 他の誰かのためだって、好きな人のためだって……そんなかっこいい理由をつけて戦うことも出来る。 でも……俺はそんな理由つけて頑張ったって……彼女達と話したり、恋なんてすることも出来ない。一歩も近づくことさえも。 確かに彼や救えた人もいる…… 兵士や子供に褒められた時は嬉しかったけど……それでも……彼のように…魔法力があって…ストライカーも履けるなら… 才能があるなら……空を飛べるなら…… ………誰からも馬鹿にされず……反対されず…… …尊敬され……倒れるまで走っても見捨てられず…… ……好きな人に………近づけるはずだと思う…。 もしも……空を飛べるなら…… っ……本当に情けないな……もしものことばっかり考えて… 俺はやっぱり……下っ端の…ままだ…… 彼を走って救ったという事実が、返って俺の精神を悪化させていった。 自己嫌悪、そして彼を嫉妬する感情がどんどん湧き出てくる。 気が付いたときにはロマーニャの飛行機が大量の物資を空から投下させており、ルッキーニがそれに埋もれていた。 俺はその物資を食料庫に運び、また変わらない雑用の日々へと戻っていった―― ――数日後、山岳地帯上空にて―― アーメガフッテモキニシナイー ヤーリガフッテモキニシナイー ダダダダダ! パリィン パリィン シャーリー「こんなもんか?」 バルクホルン「粗方撃墜したはずだが…妙だな……手応えがない。」 坂本「これは全て子機だ。操っている、本体を探しているんだが……。」キュィィィィン ペリーヌ「まだ健在だと…?」 ルッキーニ「いつの間にかやっつけちゃたんじゃない?」 リーネ「本体も倒せたなら、子機も消えるはずだよ…。」 山岳地方に出現した子機のネウロイを撃墜していったウィッチーズ隊は、その手応えの無さと、操っている本体が見つからないことを疑問に思っていた。 坂本「……!!」キュィィィィン 魔眼で本体を探していた坂本が、後ろに気配を感じて振り返る。 彼「なんだよ……あれ…!」 ペリーヌ「雲を突き抜けていますわ…!」 シャーリー「まさか…あれが本体?」 全員がその姿に驚く。遥か上空へと続く、黒い四角柱。山脈の間からネウロイがそびえ立っていた。 坂本「お前達はここで待て。」ブゥゥゥゥゥン! ペリーヌ「しょ、少佐!」 坂本がそのネウロイに沿って上昇していき、魔眼でコアの位置を見極める。 しかしストライカーの高度限界に達し、コアはそれよりも上に位置していた。 坂本「厄介だな……」 坂本は降下し、全隊員に一時撤退命令を告げた。 ――夕方、基地まで帰投する間の上空にて―― 宮藤「どこで見つけたんですか~?なんでそんなの持ってるんですかぁー?」ブゥゥゥン エイラ「そんなのどうだっていいダロ!」ブゥゥゥゥン! 宮藤「見せてくれたってっ、いいじゃないですかー!」ブゥゥゥン ブゥゥゥン! エイラの持つイトスギの枝が気になるが、固有魔法により全く捕まえることが出来ず、宮藤はスイスイとかわされる。 宮藤「はぁ…はぁ…エイラさんって、何でそんなにすばしっこいんですか……。」 エイラ「フフン、私は未来予知の魔法が使えるノサー。」 エイラは宮藤の周りを飛びながら、自らの固有魔法を自慢する。 その話を彼も聞いていた。 彼「へぇ~、中尉にそんな固有魔法があったのか。」 エイラ「まったく、オマエら2人合わせて……今までナニ見てたンダ?」 宮藤「あれ…?そういえば彼さんの固有魔法って……」 彼「ん?おれの使える魔法言ってなかったっけか?」 エイラ「聞いたこともないし、見たこともないゾ。」 彼「そうだったか。まぁでも、おれのは見えると言うより、あれだからな。おれの固有魔法は――」 エイラ「あ!サーニャ!」 彼「……おい。」 ロマーニャの基地が見え、夜間哨戒へと向かおうとするサーニャが出迎えに来た。 ――夜、大広間にて―― 映写機により、空軍が撮影した昼間のネウロイの写真が公開された。 坂本「全長は30000mを超えると推測される。」 バルクホルン「30000!?高さ30kmってことか。」 毎時10kmの速度でローマ方面に移動するネウロイ、そして天辺にあるコアを狙い撃つための作戦が立てられる。 坂本「ロケットブースターだ。」 強力であり、大量の魔力を消費するロケットブースターの使用。 人間の限界である、30000mを超えたところによる戦闘。 その極限状態において、高い攻撃力を備えたサーニャ、そして高い防御力を備えた宮藤が選ばれた。 ――次の日、ハンガーにて―― おじさん「ふざけんなっ!また危ない物を送りつけやがって、あのカールスラントの嬢ちゃんめっ!」 俺がハンガーに移動して一番初めに気付いたことは、激怒しているおじさんの姿だった。 俺「…何があったんですか?」 整備兵A「ん?整備長が聞かないんだよ……。カールスラントから開発されたロケットブースターなんか使うなって。」 整備兵B「作戦に使うから仕方がないのに……まだジェットのことを根に持ってる。せっかく前にウルスラさんが謝罪しに来てくれたのに。」 ロケットブースターの話を聞き、これは6話だということを俺は推測した。 このままおじさんがブースターの整備を行わなければ、作戦に支障が出るのではないかということも考える。 ……このままじゃとんでもない事故になる可能性だって…… …ジェットの件は、本来ならバルクホルン大尉の墜落で済むところを……彼まで墜落しちゃったからなぁ…… 俺「あの……ジェットスト」 おじさん「うるせぇ!」 俺「…………。」 整備兵A「さぁて、どうしようか……。」 整備兵B「まぁ大丈夫だ。さっき整備長を説得してくれるよう、上官に頼んできた。もうそろそろ来るだろう。」 俺はとりあえず自分の作業に移ろうと考えたとき、背後から声がした。 彼「整備長はここにいるか?」 俺「…!!」 振り返ると、そこには彼がいた。目を合わせ、俺は彼を見てから、自分の気持ちが変化していくことを感じる。 …そうか、上官って…… ……目の前にいる……できるやつ、空を飛べる、魔法を使える…… …宮藤……さん…… ……彼……こいつが……っ…… 彼「お前は……そうだ、後で君にも話したいことがある。」 俺「えっ…?」 ……彼は俺のことを知っているのか? 彼「でも今は……おやっさんの説得の方が先だ!」 顔が赤くなっているおじさんの方へと、彼は歩いていく。 ジェットストライカーを履いて墜落した本人が説得というのは、むしろ好都合になると彼は考えたのだろうか。 彼がロケットブースターの必要性、安全性を言葉の中に入れて説得を始める。 その彼の後ろ姿を見て、俺は嫉妬、そして数々の疑問を抱いていた。 ~つづく~ 次回予告 ……こいつが……いるせいで……! 俺はついに、彼との会話が実現することとなる。 疑問を抱き、嫉妬をし、隠された謎と自分との差を見つけ出そうとする。 空へと向かうウィッチ達、襲来する虫、同じはずなのに違う世界。 俺の心に溜まっていくものは、自分を貶す感情と、憎しみを生み出すものであった。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2969.html
98 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 21 50 35.37 ID FJJIvtWI0 [2/18] あらすじ い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが…… ,. -‐'""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//| 『おれは飛行機事故で死ぬと i| !ヾ、_ノ/ u { }//ヘ 思ったらいつのまにかパンツ丸出しの痴女に助けられていた』 |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ | ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ '/ } V ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7'T'' /u' __ / /`ヽ /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ / /-‐ \ 催眠術だとかパンツじゃないだとか / // 广¨´ /' / /´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ ノ ' / ノ `ー-、___/ // ヽ } _/`丶 /  ̄`ー-{ ... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… 104 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 21 56 49.14 ID FJJIvtWI0 [3/18] ―室内― 俺「……あれ?ここはどこだ?」キョロキョロ 俺「確か俺って、飛行機事故に会って、いきなり知らない奴にびっくり体験をさせられて、気づいたら空を落下中で・・・ 気づいたときには、パンツ丸出しで空を飛ぶ巨乳の女の子に助けてもらっていて……」 俺「本当にそんな事があったんだっけ……?でもここはどこだ?見たことが無い部屋なのは確かだし、なんだか妙にレトロな雰囲気もするし」 ガチャッ 俺「!?」 ハイデマリー「……気がついてよかった。助けた直後に気を失ってしまったから心配してたの」 俺「……」 ハイデマリー「……どうしたの?」 俺「えーと……あれ?夢……じゃない?それともこれは夢の中か?普通、あんな上空を女の子が空を飛んでいるなんてありえない」 108 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 02 11.09 ID FJJIvtWI0 [4/18] 俺「きっとこれは夢だ……だからこれも感触なんてないはずだ」モミモミ ハイデマリー「……///」 俺「あれ……?夢にしちゃリアルなもみ心地だな……」モミモミ ハイデマリー「……あ///」 俺「ふむ、夢じゃない……?とすると俺は死んであの世の事か?それとも……」ムニュリ ハイデマリー「あ……あの……///」 俺「うーん……やっぱこのもみ心地は本物っぽいよなぁ」モミモミ 112 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 09 53.97 ID FJJIvtWI0 [5/18] 俺「……ん?ところで、君は誰?それとなんでパンツ丸出し?何これ、襲ってもいいわけ?」 ハイデマリー「……どうやらかなり錯乱してるみたいですね」 俺「そりゃ、錯乱もするよ。可愛い巨乳の女の子がパンツ丸出しで目の前に現れりゃ……」 ハイデマリー「あの……さっきからパンツパンツと何の事を……?」 俺「えっ?その下にはいてる白い物……」 ハイデマリー「ズボンのことですか……?」 俺「ズボン……?え?え……?」 ハイデマリー「やはりショックで錯乱しているようですね……先生を呼んできますから安静にしていてください」 113 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 15 37.14 ID FJJIvtWI0 [6/18] 俺「あれぇ……?」 … … 医師「外傷はなし。時々わけのわからない事を言ってはいるが、意識は明瞭・・・・・・」 俺「わけのわからない事を言ってるのはそっちでしょう?ウィッチとか、ズボンとか、カールスラントとか……わけがわからないよ」 医師「こちらとしても、君の言っていることがさっぱりだ。携帯やPCやwi-fiとは何だね?」 俺「・・・…」ウーン 医師「一晩休めば、きっと治るだろう。とにかく今は安静にしていなさい」 俺「はぁ……」 116 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 21 13.88 ID FJJIvtWI0 [7/18] ―病室― 俺「まずは俺の置かれている状況を整理しよう…・・・」 俺は、ドバイからの帰りに飛行機事故にあった そこで、急に現れた男に変な穴に突き飛ばされたら、次に気がついたときには空の上から落下していた その途中で、パンツ……いや、空飛ぶ少女に助けられたところで気を失った 次に目が覚めたときは、病室らしい部屋だった……と 後は、ここにはPCや携帯がないらしい。これがおかしいところだ。いまや世界中のどこにでも携帯やPCがあるはずだ しかも、ここは僻地の民族の部落なんかじゃない。ちゃんと文明らしい文明がある場所だ そして聞きなれない単語とおかしなもの…… ウィッチ……?魔法使いの事だよな ズボン。どうみてもパンツだ。あの少女はパンツ丸出しで恥ずかしくないのだろうか カールスラント。一度も聞いたことの無い国の名前だ…… 119 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 28 26.71 ID FJJIvtWI0 [8/18] 俺「だけど、これは夢なんかじゃない。あの胸のもみ心地は本物だ」 俺「……これ以上の情報がなきゃどうにもならな……ん??新聞だよなこれ……」ペラッ 俺「……1945年?見間違いじゃないよな……確かに1945年って書いてある。新聞の内容は……」ペラペラペラッ 俺「……」 俺「なんだよこれ……手の込んだドッキリか?なんだよこれ……」 よし。寝よう!きっと起きたら自宅のベッドの中だ…… … … 121 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 33 10.18 ID FJJIvtWI0 [9/18] ―翌朝― 俺「……夢じゃなかったわけか。要するにあれだな?俺は過去に。しかも別の世界にタイムスリップしてしまったと」 俺「しかも、この世界は中々ハードで不思議な世界っぽいときた。ますます作り話みたいな話だ」 ネウロイ?エイリアンみたいなものとの戦争中だということ その戦争は人間が劣勢だってこと この世界には、俺を助けてくれたパン……空飛ぶ女の子。ウィッチが沢山いて、そのエイリアンと戦っている事 戦艦の写真や文明の発達具合から、ほぼ1945年と変わりが無い事……あるとしたら、女の子が空を飛ぶ不思議な技術が確立されている事だろうか 俺「一度ゆっくり、1から説明して貰わないといけないなぁ……」 123 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 40 34.85 ID FJJIvtWI0 [10/18] ガチャッ ハイデマリー「……おはようございます。気分はどうですか?」 俺「大分、落ち着いて自分が今どんな状況にあるのかを自分なりに確認できたところです」 憲兵A「ハイデマリー少佐、本当にいいのですね?本来ならば混乱していたとはいえ、ウィッチにあのような行為をするような奴を……」 ハイデマリー「あれは事故でしたので……///」 憲兵B「ちっ。命拾いしたな……やっぱり女は顔か顔なのか?」 俺「……?」 ハイデマリー「それでは急な話ですが、一緒についてきてもらえますか?」 俺「別にそれは構いませんけど。こっちも色々と聞きたいことが沢山できてしまったので」 128 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 46 06.93 ID FJJIvtWI0 [11/18] ハイデマリー「それでは行きましょう。ついてきてください」 憲兵A「おらっ、さっさと立て!」 憲兵B「もたもたするな!」 俺「痛いな……もう」 … … ―尋問室― ハイデマリー「私は報告しなくてはならない事があるので後はよろしくお願いします。くれぐれも問題の無いようにお願いします」 男「お任せを」 ハイデマリー「それでは後ほどお会いしましょう」ガチャッ 憲兵A「さーてーと」 憲兵B「まずはわかっているよな・・・・・・?」 俺「?」 131 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 51 23.67 ID FJJIvtWI0 [12/18] 憲兵A「オラァ!」ドゴォ 俺「!?」 憲兵B「よくも、俺達の魔女にあんな事をしでかしてくれたな!」ドゴォ 俺「ぐへぇ……」 憲兵A「くっそ……ハイデマリー少佐の胸を胸を……!」ゲシッ 俺「ぐ……」 憲兵B「この位で終わりだとおもうなよ?」ゲシッゲシッ 俺「ごほっ……」 男「二人とも。顔は狙うなよ?見える範囲で傷が残るとハイデマリー少佐にばれるからな」 憲兵A「ご忠告どうも!この、この!」ゲシゲシ 憲兵B「本当ならその綺麗な顔を吹き飛ばしてやりたいところだけどな!」ボコスカ 135 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 22 58 58.60 ID FJJIvtWI0 [13/18] 俺「ぐ……」 男「この位で辞めて置いたほうがいいのでは?」 憲兵A「この程度で辞めれるかよ!こいつは、俺の魔女の胸をねちっこく何度も何度も揉みしだいたんだ!」ドコォ 憲兵B「くそっくそっ。あんな事をしたくせにお咎めなし。イケメンは死ね!」ボコォ 男「ハイデマリー少佐の胸を……ですか。それは万死に値しますね」 俺「……」 憲兵A「だからこうやって俺達が」 憲兵B「教育してやってるんですよ!」 俺「…………」 男「教育なら仕方ありませんね」 136 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 23 02 40.33 ID FJJIvtWI0 [14/18] 俺「……くそ」 憲兵A「あ?まだ喋れるのかよ」 憲兵B「とっととくたばっちまいな」 俺「……こんな所で、どこなのかわからない場所で、どこの誰かもわからない奴に殺されてたまるかよ」 憲兵A「まだまだ元気なようだな。しかも自分がやった事をまるで反省していない。更なる教育が必要だな?」 憲兵B「おうよ」 俺「……」 憲兵A「なら今度はこいつだぁ!鉄パイプを食らいやがれオラァ!!」ブンッ 俺「!!」ガシッ 憲兵A「……?素手で止めた?」 俺「……あれ?」 憲兵B「動くなA。当たるぞ!!」ブンッ 俺「!!」ガシッ 138 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 23 07 39.20 ID FJJIvtWI0 [15/18] 俺「……やけにスローに見えるし、鉄パイプを受け止めても痛くない?痛覚がマヒでもしてるのか?それとも夢か……?」 憲兵A「くそっ!離せこのやろう!」 俺「離したらまたそれで殴りかかってくるだろ……?夢なら鉄パイプ位曲げられるんじゃないか?」グニャッ 憲兵B「こいつっ!素手で鉄パイプを曲げやがった!?」 男「……まさか。あれは!?」 憲兵A「どうしたんだよ!」 男「あいつの頭を良く見てみろ……」 憲兵A「……嘘だろ?どうして……」 憲兵B「使い魔の耳と尻尾……?あいつまさかウィッチだったのか!?」 男「これは不味いぞ……どうする……」 憲兵A「どうするもなにも。マジでどうすりゃいいんだよ」 憲兵B「そうだ。こいつ自分がウィッチだって自覚していないみたいだから、今のうちに消しちまえば……」 139 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 23 10 53.95 ID FJJIvtWI0 [16/18] 憲兵A「そうしよう!ハイデマリー少佐には銃を奪われたと思ったら自殺をしたと報告すればいいしな!」カチャリ 憲兵B「やれ!」 俺「!」 憲兵A「わるいな。これでさよならだ」カチッ バンッ! 俺「……!」 … … ハイデマリー「事情はわかりました……この3人を独房へ」 良い憲兵さん「了解しました。ほら、さっさと立って歩け!」 俺「助かった……でも、さっき俺は一体何をしたんだろうか……イキナリ青い壁のようなものが出たんだけど?」 141 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 23 12 54.93 ID FJJIvtWI0 [17/18] ハイデマリー「あなたもウィッチだったんですね……」 俺「ウィッチ?昨日からその単語をよく耳にするけど、一体ウィッチって何なんだ?なにより、この世界はどうなってるんだ」 ハイデマリー「……持ち物や身なりや言動から不思議な人とは思っていましたが、どうやらあなたは」 俺「この世界の住人じゃないだろうね。なにしろエイリアンが地球に襲い掛かってきたのは映画位でしかないからな」 432 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 19 45.97 ID Ec5j6gP90 [6/18] 俺「聴きたい事が山積みだからまずは何から聞くべきか……」 ハイデマリー「私の答えられる範囲ででしたら、お答えします」 俺「そうだな……ならまずは」 … … 俺「やっぱりまだ俄かに信じられないな……」 ハイデマリー「私もまるで夢の国の話を聞いているみたいです」 俺「そりゃ俺が話したことはこれから数十年先の事で、しかもこの世界の未来じゃないからね。それよりも俺も魔法だなんておとぎ話でしか聞いたことないよ」 ハイデマリー「え?」 俺「え?って言われても。魔法なんてあるわけない……」 ハイデマリー「あなたもウィッチですよね……?」 俺「何言ってるんだよ。俺がウィッチなわけないだろう?俺の世界じゃ魔法使いなんて作り話か、本当ごく一部の、しかもかわいそうな人達の卑称だぜ?」 437 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 25 40.65 ID Ec5j6gP90 [7/18] ハイデマリー「でも、あなたの頭……」 俺「わかるよ?俺の頭がおかしいとでも言いたいんだろう?今からすれば作り話みたいな話だからそう思われてもおかしくはない」 ハイデマリー「いえ。あなたの持ち物を見せてもらって、少なくとも未来から来た事には納得しています。私が言いたいのは……」 俺「?」 ハイデマリー「鏡を見たほうが早い……かも」 俺「鏡?俺の頭に何か変なものでも刺さってるのかよ……」チラッ 俺「……」 ハイデマリー「その……見ていただければあなたがウィッチだとすぐにわかると思いますが」 俺「なんじゃこりゃーーーーーーー!」 俺「まてまてまて。いい年こいて犬耳とかないわー……全くこんないたずら」グイッ 俺「……」グイッグイッグイッ 俺「……」ぐいぐいぐいぐいグイグイグイグイグイグイグイグイ 440 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 31 29.30 ID Ec5j6gP90 [8/18] 俺「取れないんだけど……しかも引っ張ると痛いんだけど……何これ。まさか接着剤でつけたんじゃないよな?」 ハイデマリー「それは使い魔が発現している状態です。耳だけじゃありませんよ?」 俺「……まさか」チラッ 俺「……」プラーン 俺「尻尾まで完備ですかそうですか……しかも動くのかよ」フリフリパタパタ ハイデマリー「あの、その耳や尻尾に見覚えはありませんか……?」 俺「……あるよ。実家で飼ってたうちの一匹、バーニーズ・マウンテンドッグの耳と尻尾だな、これは」 ハイデマリー「その犬にお尻へタッチされた事は……」 俺「何度もあるよ。何度のしかかられた事か……」 443 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 37 02.60 ID Ec5j6gP90 [9/18] ハイデマリー「あなたの世界ではウィッチは居ないようですけど、契約自体はされていたようですね」 俺「……この耳と尻尾を消す方法は?」 ハイデマリー「魔法力のコントロールでです」 俺「どうやるの……」 ハイデマリー「ええと……会得まで少し時間がかかるかもしれません」 俺「まじで……可愛いちびっ子なら耳と尻尾が出っ放しでも可愛いけどさ……俺みたいな24のおっさんがそんな状態とかキモイだけじゃねーか」 ハイデマリー「あの……中々にあってますけど……。かっこいいですよ……?」 俺「……あまりうれしくないけど、ありがとう」 … … 446 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 44 08.46 ID Ec5j6gP90 [10/18] ―それから数ヶ月後― ウィッチ「今日も全員無事に帰還できてよかったですね」 ウィッチ「ええ。でもいつになったらネウロイと戦わなくていいんだろー。そういえば俺さんはネウロイの居ない世界からきたんでしたっけ?」 俺「ああ。ネウロイはおろか、ウィッチも居ない世界だったよ。その代わり人間同士が戦争をしてたけどね」 ウィッチ「へぇ~。私達からすれば人同士が戦争なんて今じゃ考えられないですよ~」 ウィッチ「ネウロイとの戦いでそれ所じゃないだけかもしれないけどね」 俺「ま。今の俺には関係ないけどね……俺も生きるために毎日必死さ」 ウィッチ「帰りたいとは思わないんですか?」 俺「帰りたいけど……帰る方法がわからないから半ば諦めてるよ」 451 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 50 05.44 ID Ec5j6gP90 [11/18] ウィッチ「もし、帰れる方法が見つかったら帰ってしまうんですか?」 ウィッチ「それとも、こっちに骨を埋める覚悟ですか?」 俺「んー……どうだろうね。帰りたくないといったら嘘になるし、自分のすべき事があるこっち側に残るのも悪くない」 ウィッチ「そのときの気分ですよね」 俺「そうだね」 男「ちっ。ウィッチと仲良くしやがって……」 男「自分がウィッチでちょっと最近活躍してるからって生意気な……」 男「いきなり現れたと思ったら、すぐにエース様()だもんな」 男「ウィッチをとっかえひっかえ食ってるって噂もあるし、ネウロイにやられて死ね」 453 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 22 54 19.53 ID Ec5j6gP90 [12/18] … … ―食堂― 俺「ふぅ……やっぱりこの時間帯だと人の目が痛いな」 周りは全部敵 ウィッチと仲良くしていることを快く思わない連中は多い。多いどころじゃない、ほぼ100%か 俺「あの子達と一緒ならまだマシなんだけど、彼女達はシャワー中だろうからなぁ」 男「おっと、ごめんよ!」ドンッ 俺「おっと」 男「足元がお留守ですよ」ニヤニヤ 俺「おっとっと」 俺「ふぅ……」 最初は簡単にぶちまけてたけど最近はもうそんな事はしない したとしてもただじゃ済まさないけど、後々面倒だからあまりやりたくはない 457 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 23 01 22.91 ID Ec5j6gP90 [13/18] 俺「ま、小さい頃から夕食は一人で食べる機会が多かったから苦にはならないけどさ」モグモグ ハイデマリー「ご一緒してもいいですか?」 俺「ハイデマリーさんか。俺と同席なんかでよければどうぞ」 ハイデマリー「ありがとうございます」モグモグ 俺「ちょっと前から気になってたんだけど、ハイデマリーさんはみんなとはご飯を食べないの?時間帯的には会うはずだろ?」 ハイデマリー「影が薄いですから……私が居ても」 俺「そうとは思わないけどなぁ……」 ハイデマリー「逆に、俺さんこそいつも一人でですよね?」 俺「そりゃそうだ。周りは全員敵みたいなもんだからね……仕方ないさ」 ハイデマリー「そうだったんですか……俺さんも一人なんですね」 俺「ああ。こっちの世界じゃ一人ぼっちさ」 459 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 23 08 07.19 ID Ec5j6gP90 [14/18] ハイデマリー「一人ぼっちじゃありませんよ?少なくとも私が居ます」 俺「そう言ってもらえるとありがたいねぇ。さっき俺さん「も」って言ってたけど、ハイデマリーさんこそ一人じゃないでしょう?」 ハイデマリー「私も……一人ですよ」 俺「……違うだろ?少なくとも俺が居るし、一人じゃないね」 ハイデマリー「……///」 周りの男達「チッ」 … … ―自室― 俺「さてと……訓練するか」ピョコン 俺「ええとまずは……マッチを動かす練習からにするか……!」 マッチ「」ヒョコヒョコ 俺「1本……2本…3本……」 マッチ達「」ステップステップ 461 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 23 13 46.13 ID Ec5j6gP90 [15/18] 俺「ここで、全部発火……」 マッチ達「」ボウッ 俺「大分スムーズにやれるようになってきたな……次は」シャカシャカ 俺「カードを並べて……☆」ペラッ 俺「月、戦車、塔、太陽、世界、死神、女教皇」ペラペラペラペラペラペラ 俺「あっちの世界でこんな事やれてたら、見える、私にも見えるぞ!とか言いながら捲ってたんだろうねぇ。これは車輪かな……あたりっと」ペラッ PSI こっちに着てから目覚めた能力。固有魔法とかいうものらしい 今は室内だから、こまごまとした事をしているけど、戦闘ではかなり有用なスキルだった 透視によるネウロイのコア索敵、発火による攻撃、サイコキネシスによる攻撃etcetc…… 俺「これから先も生き延びる為には、もっとやれる様にならないといけないんだ」 469 自分:俺「ウィッチ?」 ミス PSI→PSY[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 23 23 11.62 ID Ec5j6gP90 [16/18] 俺「ハイデマリーさんは頑張ってるかな……?覗き見してるみたいで少し抵抗があるけど、あの子のことが気になるんだよな」 ハイデマリー「わーれーらーウィーッチ まもーりーなりー♪」 俺「特に何事もない……か。でも嫌な予感がしてならない。今日これから起こる……?」 俺「何が起こる……!」 ウィッチの中には、かなり詳しい事が判る予知が使える者も居るらしいが、今の俺じゃこの程度が限界だった ただ、悪い事が起こる。これだけは確実だ…… 俺「何か写しだされるといいんだけど……」 … … 58 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 09 32.02 ID IgmYQnXK0 [2/14] 俺「何が写るか……」 俺「……!」 ふむ……。これはいかん ハイデマリーさんに良くない事が起こるわけか…… 俺「こっちに飛ばされてきて、俺はあの子に助けられた……だから今度は俺が助けに行かないとな」 … … ウィッチ「ちょっと!こんな時間に何してるの?」 ウィッチ「勝手にストライカーユニットや武器を持ちだしたら怒られちゃうよ?」 俺「ちょっと、行かないといけない場所ができたんですよ。説教もろもろはハイデマリーさんを無事に連れて帰ってこれたら聞きますよ」 ウィッチ「え?どゆこと?」 ウィッチ「まさか、何か悪い事でも予知したの?」 俺「ま、そんなとこ」 61 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 16 02.13 ID IgmYQnXK0 [3/14] ウィッチ「まあ、そういう事なら……」 ウィッチ「内緒にしててあげる」 俺「ありがと。ちょっと行ってくるよ」 … … 俺「さてと……ある程度速度を付けて、テレポート!」キュイイイン 壁(オッスオッス) 俺「」ボンッ ウィッチ「あー……」 ウィッチ「いたそー……」 64 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 19 15.86 ID IgmYQnXK0 [4/14] ちょっと30分まで離席します 68 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 32 47.14 ID IgmYQnXK0 [5/14] 俺「いてててて……気を取り直して。テレポート」グルグルグル……ビューン ウィッチ「いっちゃった……」 ウィッチ「最初からαじゃなくてβを使えばよかったのに」 ウィッチ「天井は貫通できるのに壁は貫通出来ない不思議……」 ウィッチ「そこは突っ込まない方向よ」 ウィッチ「うん……」 … … 俺「……!ハイデマリーさんはどこだ?気配を追ってきたから近くに居るとは思うけど……」 こういう時の能力だ 有効活用せねば…… 俺「……千里眼で場所を確認して……ついでにテレパシーも送っておこう」 73 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 39 52.07 ID IgmYQnXK0 [6/14] … … ハイデマリー「おーおーぞらまうーは、あーまーたのウィーッチ」 (急いで戻って。何か悪い事が起こるかもしれない) ハイデマリー「……?今、俺さんの声が聞こえたような」ブゥン ハイデマリー「ネウロイ!」 … … 俺「でん……俺のテレパシー届いたかな?届いたなら戻って来てくれると思うんだけど……」 ザザッ (ネウロイ確認。迎撃します) 俺「ちっ……間に合わずか。嫌な予感しかしない」 78 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 46 03.32 ID IgmYQnXK0 [7/14] ―VSネウロイ― ハイデマリー「このネウロイ、硬くて速い……」ダダダダダッ ネウロイ()キンキンキンキンッ ハイデマリー「火力も……高い!?」シールド ネウロイ() ハイデマリー「こんなネウロイを街の方まで行かせる訳にはいかない……!」 ズガガガガ、ヒュンヒュン、ズガガガ…… ハイデマリー「はぁ、はぁ……」 ネウロイ() ハイデマリー「弾切れ……」 80 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 53 31.38 ID IgmYQnXK0 [8/14] ハイデマリー「魔法力も……」 ネウロイ()ビーム ハイデマリー「シールド、持って……!」ミシミシ……パリン ハイデマリー「きゃあああああ」 … … ハイデマリー「……?」 俺「間に合ってよかったよ。今度は俺が助ける番かな?」 ハイデマリー「どうしてここにいるんですか……?」 俺「その……ちょっとハイデマリーさんの様子を覗いていたら、嫌な予感がして、ちょっと念写したらこんなものが写ってしまったから、あわてて駆け付けたわけ」 ハイデマリー「……私のお墓?」 俺「しかも、没日が今日の日付が彫られてたから焦ったよ……。でも間に合ってよかった」 82 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 22 59 39.58 ID IgmYQnXK0 [9/14] ハイデマリー「どうして、そこまで私に……?」 俺「そりゃ、命の恩人だからさ」 ハイデマリー「そうですよね」 俺「それに、こんな可愛い子を死なせるなんてとんでもない」 ハイデマリー「……可愛い子だなんて。私はそんな……」 俺「というのが建前。本当は下心でいっぱいさ。危険な所に颯爽と駆けつけたら惚れてくれるんじゃないか、とかいい雰囲気になれるんじゃないか、とかね」 ハイデマリー「それって……」 俺「おしゃべりはここらにして……あのネウロイを倒しちゃおうか」 ハイデマリー「でも、もう弾が……」 俺「それなら俺の銃を使って」 ハイデマリー「それじゃあ俺さんの武器が無くなってしまいませんか」 俺「大丈夫だよ。今の俺は全身が武器のようなものだからね」 83 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 23 05 46.43 ID IgmYQnXK0 [10/14] … … ―戦いも終盤にさしかかり― 俺「サイコキネシス……から繋いでそらそらそら!コアはここにあるんだろ!」スパスパスパ ハイデマリー「コアが見えた……!」ダダダッ ネウロイ()ピシピシピシ…パリン 俺「やったみたいだね、ハイデマリーさん」 ハイデマリー「はい。助けに来てもらわなかったら本当にあの写真のようになっている所でした……」 俺「それで……ハイデマリーさん?」 ハイデマリー「何でしょうか?」 俺「さっきの事なんだけどさ……俺」 ハイデマリー「は、はい」 ?「はーい、そこまで。ストーップ」 俺「!?」 ハイデマリー「!?」 86 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 23 11 05.63 ID IgmYQnXK0 [11/14] 俺「お前は……!」 ?「久しぶりだねー、ちゃんと生き延びてたみたいだね!」 俺「てめぇ……」 ?「まーまー。怒らない怒らない。今日は君にとって朗報を持ってきてあげたんだよ?」 俺「朗報?」 ?「うん。元の世界に帰りたいとは思わないかい?」 俺「元の世界に帰れる……?」 ?「そりゃそうだよ。君をあっちからこっちに連れてきたのはボクなんだから。こっちからあっちにに連れて行く事も出来るにきまってるじゃないか」 俺「……」 ?「ま、答えは聞かないけどね。ちょっと君は強すぎて、このままじゃつまらないから帰って貰うよ。勝手に連れてきたりしてごめんね」 俺「……」 ?「あれ?どうしたんだい?もっと嬉しそうにしたらどうだい、自分の世界に、家に帰れるんだよ?」 俺「……俺にはまだやらないといけない事があるんだけどな」 ?「だから言ったでしょ?強制的に帰って貰うって。あ、二度と会えないだろうから愛の告白はしない方がいいよ。帰ってから引きずるだけだろうからね」 88 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 23 16 58.02 ID IgmYQnXK0 [12/14] 俺「てめぇ……簡単にばらしやがって」 ハイデマリー「///」 ?「それじゃあ。急だけど、さようならだよ。ゲートオープン!」パチン 俺「やめろ!俺はまだ……くそっ……」 ?「さようならー。向こうに帰っても元気でねー」 ハイデマリー「俺さん、私の手に捕まって!その穴から引っ張り出します」 ?「もう無理なのになー。そんな事するとお姉さんまで引きずりこまれるよ?あ、もう遅いけど」 ハイデマリー「きゃあああ」 俺「うわあああああ」 ?「よーし、これでまずは一仕事おしまい。でもあのお姉さんまで送ったのは失敗だったなー。さーてと、こっちに連れてくる人をまた探しにいかなきゃ」 … … 89 自分:俺「ウィッチ?」[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 23 22 53.59 ID IgmYQnXK0 [13/14] ―現代― 俺「……ん?ここは、どこだ」キョロキョロ 俺「……俺の家だよな。見覚えのある庭だし、家も見覚えがある。……そういえば!」 ハイデマリー「……」 俺「……あの数か月は夢じゃなかったらしいな、それともずっと夢が続いてるのか……?とりあえずは、ハイデマリーさんを部屋に運んで、ストライカーユニットをガレージにぶっこむか」 … … 俺「今は○月○日……?数か月どころか俺がドバイから帰ってくる予定だった日じゃないか。TVも携帯もカレンダーも全て同じ日だよな……うーん」 ハイデマリー「ん……ここは?」 俺「お?目が覚めたかい?」 ハイデマリー「……ここはもしかして、俺さんが居た世界ですか……?」 俺「そうだね。俺が居た世界、俺の居た時代、そして俺の家の寝室だ」 もどる
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/460.html
主人公っぽい俺 12へ戻る 主人公っぽい俺 14へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 261 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 06 24.41 ID ZkakNxJd0 [4/11] 俺「ストライクウィッチーズ無双?」 625から 前回のあらすじ 宮藤「俺君がジャガイモを茹でていたら芋が爆発した……。何を(ry」 あらすじ終わり。以下本編です。 あの日の夢を見ていた。 俺と宮藤で作ったトルテをみんなで食べた夜の夢だ。 はしゃぐルッキーニに、それを叱るバルクホルン大尉。ハルトマンさんはひたすら食べ続けていたな。 そんな様子をミーナ中佐は楽しそうに眺めていた。 宮藤はリーネと楽しそうに話していて、そんな宮藤を俺は少し離れてチラチラ見ていた。 すると、時々目が合ってしまう。 俺は見ていた事を宮藤に気付かれたくなくて、パッと視線をずらすんだ。 数秒待ってまた宮藤に視線を移すと、今度は宮藤が俺をじっと見ていた。 目が合っても、宮藤は視線を外さなかった。宮藤がすう、と立ち上がり俺の方へ歩いてくる。 ぼんやりしたような目に頬をほんのり赤く染めたその表情は、今まで見たことない可愛さで、そしてエロかった。 宮藤は俺の前で立ち止まり、俺の首の後ろへ手を回し、顔が近づいてきて、 「さっさとオキロー!!」 ヘッドバッドを食らった。 雲が多く、東の空では時折太陽が顔を覗かせる。そんな地中海の夜明けを進むブリタニア所属の空母、ヴィクトリアス。 その艦内からはネウロイの接近を告げるサイレンが響いていた。 エイラ「なんで警報で起きないんだよお前!」 狭い廊下を駆け抜けながらエイラさんが怒る。おでこが赤くなっていて、肌が白いからそれがよく目立つ。 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 08 23.03 ID WL/suBoa0 [9/9] 先に壁殴り代行呼んどきますか 263 自分:なんか本文が長いってエラーが出るけどこれ忍法帖のせい?[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 14 47.59 ID ZkakNxJd0 [5/11] 俺「慣れてるんですよ!俺んち金物屋だったんで昔から騒音には慣れてるんです」 朝から晩までドンドンガンガンと騒々しい家に生まれた俺が身につけたスキルだ。 エイラ「ああ、だからお前町がネウロイにやられてても起きなかったのか。お前そのうち死ぬぞ」 エイラさんが結構さらりと言う。無表情なのが余計に怖かった。 格納庫に着くと、誰もがみんな走り回って戦闘準備をしていた。その真ん中には見慣れた顔が。 もう宮藤達はストライカーユニットを履いて準備万端だった。 バルクホルン「遅いぞお前たち!」 到着早々バルクホルン大尉に怒られる。今日はそういう日なのかな。 エイラ「私のせいじゃねーヨ。俺が起きなかったんだ」 坂本「これだけの喧騒で起きないのか?まったくお前というやつは……」 呆れ顔の坂本少佐の前を謝りながら通りすぎ、自分のユニットへ向かう。整備俺さんが待機して、ユニットに魔力槽を装着していた。 整備俺「今日の魔力補充は宮藤軍曹にお願いしたよ。急げよ、お前が履きしだいエレベータを上げるぞ」 整備俺さんの宮藤、の言葉で今朝の夢を思い出してしまう。くそう、あともう少しだったのに……。 整備俺「なにニヤニヤしてんの。さっさと履いた履いた!」 バシッと背中を叩かれ、慌てて発進ユニットに飛び上がる。靴を脱ぎ捨てストライカーユニットへ両足を差し込んでいく。 身体を魔力が駆け巡り、ウィッチの証である使い魔の象徴が生える。 俺「お待たせしました、準備完了です!」 ミーナ「行くわよ、みんな。エレベータ、リフトアップ!」 中佐の号令で、エレベータが上昇していく。次第に流れ込んでくる朝の空気が、寝ぼけた頭を覚醒させる。 上まで上がる間に、中佐が状況を説明しはじめた。 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 18 20.22 ID VjzEgTw40 [2/2] しえん 265 返信:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 19 34.74 ID gDdMHT5t0 [3/3] 263 容量制限が付くんダナ 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/02(木) 23 19 44.98 ID Uk64suqAO 支援 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 20 28.21 ID vE/7TRfJO うじゅ 268 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 21 20.15 ID ZkakNxJd0 [6/11] ミーナ「敵ネウロイは数3、いずれも小型です。現在この艦の針路上およそ10000に停止中。不気味なくらい動きは無いわ」 シャーリー「どうする?私が先行して様子を見てくるか?」 シャーリーさんの提案にミーナ中佐は首を振る。 ミーナ「いいえ、罠の可能性もあるわ。メンバーをネウロイへの攻撃と、艦隊の防衛の二つに分けます」 インカムには、絶えず敵ネウロイの状況が飛び込んでくる。今のところ前方の三機以外はいないらしい。 ミーナ「宮藤さんと俺君は艦隊の防衛を。宮藤さんが空母、俺君は巡洋艦の上空についていてもらうわ。 残りは目標に接近し、私の合図で散開。エイラさんに単独で数回攻撃をしてもらい、相手の反応を見た上で一斉に攻撃します」 未来予知が使えるエイラさんなら相手がどんな反応をしても大丈夫、ということだろうな。 本当にすごいなあ未来予知。俺も試してみたけど、これとサーニャの魔道針はうまく真似できなかったなあ。 使い魔曰く、未来予知は情報処理が追いつかない。魔道針は出力不足だそうな。 エイラ「ちぇー、私はサーニャと一緒のほうがいいのにな」 サーニャ「だめよ、エイラ。私じゃ足手まといになっちゃう」} 俺「もうすぐ戦闘なのにちょっと気を抜きすぎじゃないっすかエイラさん」 エイラ「敵襲に気付かず寝てたやつの台詞じゃねーナ、それ」 軽口を叩いている間に、エレベータが止まった。海の上だからか、風が強く感じる。 ごうごうと唸るように吹き付けてきて、時折水滴が顔に当たる。 俺には見えないけど、この空の先にはネウロイがいる。 宮藤「二人だけどがんばろうね、俺君」 宮藤が笑いかけてくる。ただそれだけの事なのに、体に力がみなぎってくるように感じる。 俺「うん、がんばろうな」 今ならどんな事でも出来そうな、そんな気分だ。 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 22 10.63 ID j/j8W46w0 [15/15] しえんぬ 270 自分: 265サンクスです。きついなあ。[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 27 23.90 ID ZkakNxJd0 [7/11] インカムから聞こえてくるのは発進許可の言葉。いよいよ戦闘が始まる。 ふと、銃のグリップを握る手に汗がうっすら感じられる。緊張しているのかな。 俺「行くぞ、イカロス」 愛機の名を呼ぶ。自身を落ち着かせるように、おまじないのように。 ミーナ「ストライクウィッチーズ、発進!」 その号令を合図に、凄まじい風と光と共にウィッチ達は飛び立った。 シャーリー「囲んでみても、全然反応しないな。こいつ」 今、ウィッチ達は三機のネウロイを取り囲んでいた。そんな状況にもネウロイは不気味に沈黙を守ったままだ。 エイラ「それじゃ、私が攻撃してみる。五秒数えたら撃つからな」 エイラがネウロイに近付いていく。その表情からかなり集中していることがわかる。 坂本「さて、鬼が出るか蛇が出るか。全員、気を引き締めろよ」 坂本も眼帯を外し、敵の動きを感じ取ろうとしている。 エイラ「5、4、3、2、1……っ!?」 エイラの引き金を引く指が止まり、その表情には驚愕が現れる。上半身を捻り、敵に背を向けながら大声で叫ぶ。 エイラ「ヤバい!全員目をつむれ!!」 瞬間、三機のネウロイから白い閃光が放たれる。その光は10000メートル後方の宮藤と俺の目にも届くほどだった。 坂本「ぐっ!?目くらましか!」 エイラの言葉で瞬間的に眼帯を装着したが、襲ってきた強烈な光に目をやられていた。 他の者も同様だった。多少の距離の差異はあったが、ほとんど無意味だった。 271 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 33 24.51 ID ZkakNxJd0 [8/11] ミーナ「……っ、敵が動いたわ!エイラさん、攻撃を!」 不意打ちにも慌てず、固有魔法で敵を捕捉しながら冷静に指示をだす。 唯一無事なエイラがネウロイを撃とうとするが、今までの沈黙が嘘のような俊敏さでネウロイ達は艦隊へ向けて一列になり飛んでいく。 エイラ「くっそ、このお!」 なんとか最後尾の一機をしとめるも、残りの二機の速度はぐんぐん上がっていく。 艦隊には宮藤と俺がいるとはいえ、今の攻撃をされたらおそらく二人は対応できないだろう。 エイラとミーナが追いかけるも、引き離されてしまう。 ミーナ「速すぎるわね、追いつけないわ」 坂本「シャーリー、行けるか!?」 インカムから聞こえる状況から、坂本が指示を飛ばす。 シャーリー「ああ、少し目がガンガンするけど大丈夫!」 そう言うが早いか、シャーリーが敵機を追いかけ始めた。だが、間に合うかは微妙なところだ。 坂本が再びインカムに怒鳴る。 坂本「宮藤、そっちに敵が二機接近中だ!なんとしてでも食い止めろ!」 宮藤「は、はい。わかりました!」 銃を構え、照準をつける。彼方から接近してくる黒い物体を見つけた。 宮藤「いた。坂本さん、見えました」 坂本「よし、ギリギリまで引き付けろ。そいつは強烈な光を放つぞ、注意しろ。」 エイラ「私が光るタイミングを教えてやるから安心シロ」 宮藤「わかりました!」 俺「少佐、俺も宮藤の援護に!」 俺が空母へ向かおうとするが、坂本がそれを制した。 坂本「お前はそこで待機のままだ。的が小さく素早いんだ、守りに構えて隙が出来るのを待ったほうがいい」 272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 42 32.31 ID D9zMZ/EO0 [16/16] さるったそうな 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 43 03.79 ID UrQdCXkx0 さる回避支援 274 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 46 07.45 ID ZkakNxJd0 [9/11] シャーリー「私もすぐにそっちに着くよ。それまで守りに撤していればいいさ」 俺「ぐっ、わかりました」 ミーナ「宮藤さんを信じなさい。そろそろ交戦距離に入るわ。私達が追い付くまで、耐えてちょうだい」 俺「了解っす」 宮藤の前方1000メートルをネウロイが通過。その時、ネウロイが速度を落とす。 間を置かず、先頭を飛行していたネウロイが突如ビームを放ちながら突進してきた。 反応して宮藤が引き金を引く。 バララ、と放たれた数発がネウロイに命中。しかしコアに当たらなかったのか、勢いは止まらない。 宮藤「わっ、うわっ」 自身に向かって突っ込んでくる敵に宮藤が慌てだす。 坂本「落ち着け宮藤。敵は小さい、お前のシールドを全開にすればコアごと相手を砕ける」 宮藤「はっ、はい!」 銃を放し、両手を前へ突き出す。シールドに魔力を最大限まわし、衝撃に備える。 ネウロイが弾丸となって宮藤の張ったシールドに激突した。 その衝撃は凄まじく、体が揺さ振られ、ネウロイの破片が飛び散る。 その様子を魔眼で視ていた坂本が、ハッとする。 坂本「宮藤、銃を構えろ!」 衝撃に耐え、ホッと息をついた宮藤。直後に耳に響いた坂本の言葉で、自身の状況に気付く。 もう一機のネウロイは、宮藤の正面5メートルの位置で静止していた。 エイラ「光が来るぞ!目を瞑れ宮藤!」 エイラが叫んだのと同時に宮藤を光が飲み込んだ。 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 53 11.54 ID 3K96kPbv0 [8/8] 651 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 41 04 ID uZpQ9ybY [3/4] さるったorz 誰か本スレに伝えていただけないでしょうか…… 652 名前:名無しの俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 46 57 ID uZpQ9ybY [4/4] 支援してくれた方、多謝! 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 53 30.02 ID maOFyMCu0 [3/3] しえ 277 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23 55 50.93 ID ZkakNxJd0 [10/11] 俺「宮藤ー!」 俺が宮藤の下へ飛んでいく。宮藤は咄嗟に目を庇ったが、フラフラとしていた。 宮藤「うう、目が……」 シャーリー「不味い、ネウロイが抜けたぞ!」 閃光に紛れてネウロイは宮藤を突破していた。 坂本「ネウロイめ、これを狙ってたのか!?」 エイラ「まさか、ネウロイが作戦を立てるってのカ?」 空母が弾幕を張るが、ネウロイを止めることができない。 坂本「シャーリー、俺!ネウロイを撃ち落とせ!空母の対空砲火じゃ止められん!」 シャーリー「ネウロイが攻撃態勢に入った、ダメだ、間に合わない!」 ネウロイの先端が赤く輝き、ビームが放たれる。 空母の甲板に直撃し、ドウッと爆音が響く。ビームの威力は弱いものの、位置が悪かったのか火の手が上がった。 ネウロイはそのまま空母の上空を通過していく。 俺「少佐、空母が!」 坂本「慌てるな、あの程度で艦は沈まん!」 空母では、消火活動にあたるためにブリタニア兵や基地から乗り込んだ整備兵が甲板を走り回っていた。 整備俺「火の回りが速いな、急ぐぞ!」 整備兵A「おう!」 ブリタニア兵A「そこの配管がやられたらエレベーターが動かなくなるぞ、気を付けろ!」 ホースで水をかけたり、上着や毛布で火をもみ消したり、各々が火を消すべく奮闘していた。 そこへネウロイが引き返して再び艦を狙う。 335 自分返信:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 04 10 04.30 ID /PF3/D0l0 [3/6] 保守がてら続きでも。 277からです。 ブリタニア兵B「ネウロイが来るぞ、総員退避!」 整備兵B「畜生、まだ火が消えてないってのに!」 ネウロイは先ほど攻撃した地点へもう一度ビームを撃つつもりのようだった。 俺「そう何回もやらせるか!」 それを、上着を風にバタつかせながらエンジンを全開にして俺が追う。 高速で追尾しながら、銃を構える。 先ほどまでの回避機動が嘘のように、敵はただ真っ直ぐ目標へ向け飛んでいた。 敵を照準に捉え、引き金を強く引く。 俺「コイツをくらえ!」 俺が放った弾丸が、ネウロイの装甲を削る。ネウロイは次第にふらつきだすが止まらず、甲板の整備俺達との距離も詰まっていく。 坂本「落とせ俺!」 俺「うおおおおおお!!」 銃身から吐き出された無数の弾丸がコアを貫き、遂にネウロイは砕けた。 その位置は、甲板の兵士達の10メートル手前だった。 ネウロイの破片が周囲に拡散する。かなりの速度を持つそれらは、逃げ遅れた兵士達を襲った。 336 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 04 13 28.27 ID /PF3/D0l0 [4/6] 整備兵C「ぐあっ!」 ブリタニア兵C「クソッタレ、腕に刺さった!」 鋭利な刃となって破片が兵士達の体を切り裂いていく。 整備兵A「うわ、やばい!」 整備俺「馬鹿、何してんの!」 立ちすくんだ仲間を押しとばす整備俺。 シャーリー「避けろ整備俺!」 シャーリーが叫ぶ。整備俺が振り向くと、彼女が自身の方へ飛来してきていた。何でそんな、怖いものを見た子供のような顔をしているんだ、などと呑気に思った。 その瞬間、ネウロイの破片が整備俺の左膝下を切断した。 バランスを崩し整備俺がグラリと傾く。 シャーリーは空中でユニットを脱ぎ捨て、着地時に甲板を激しく転がりながらも整備俺を抱き受けた。 シャーリー「おい、しっかりしろ!おい!整備俺!」 シャーリーが呼び掛けると、整備俺が呟く。 整備俺「はは……。ケガするな、なんて言ったのに、格好つかないね……」 軽口を叩くが、脚だけではなく身体中に傷があった。 シャーリー「いやだ、整備俺。誰か、宮藤、助けてくれ!」 うめき声と怒鳴り声が飛び交う中、彼女の悲痛な叫びが響く。 337 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 04 19 47.45 ID /PF3/D0l0 [5/6] ブリタニア兵D「瘴気が回る前に破片を抜け!救護室へ」 整備兵C「ぐうう、いてえよ畜生……」 シャーリー「宮藤、宮藤!!整備俺が、いやだ、整備俺が!」 宮藤「落ち着いてください、シャーリーさん!すぐに救護室へ!」 俺は甲板の上に浮いていた。 ぽろ、と俺の手からMG42がこぼれ落ち、甲板にぶつかり鈍い音をさせた。 頭の翼、尻の尾羽がしゅるっと体内に消え、ユニットから音が消えた。 翼を失った俺は、撃ち抜かれた鳥のように落下し、体を甲板へ打ちつけた。 意識が途切れながらも、俺は思った。 また守れなかった、と。 努力をしたけど守れなかった。 自分に人を守ることなんか、出来なかったんだ、と。 所詮は蝋の翼だったんだ、本物の鳥にはなれなかったんだ、と。 俺の目から涙が溢れる。 俺「ちくしょう……また駄目なのかよ……」 悔しそうに呟き、俺は目を閉じた。 『Hero』を目指した少年は、翼を焼かれて地に落ちた。 338 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 04 32 04.70 ID /PF3/D0l0 [6/6] ここまでです。 主人公俺にはまた落ちてもらいました。あれ、主人公が戦闘後に無事だったシーンを書いた記憶無いよ? あと三、四回の投下で終わる予定です。それまでもう少しお付き合いくだされば幸いです。 それでは皆様、おやすみなさい。 主人公っぽい俺 14へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1412.html
俺「さて、昨日の夜にやるかと言って、午前中にアンケートをとった小ネタの時間になりました! 進めていくのは俺と」 伯爵「やあ、(女の子は)みんな大好きヴァルトルート・クルピンスキーだよ。ウィッチのことなら、なんでも聞いてよ」 俺「……なんで伯爵なの? 俺、ロスマン先生にお願いしなかったっけ?」 伯爵「ひどいなー、ボクたち友達だろう?」 俺「え、友達? 誰と? 誰が?」 伯爵「知らなかったのかい?」 俺「全く存じません」 伯爵「じゃあ、恋人かも」 俺「なんで深くなるんだよ!」 伯爵「あはは、やっぱり悪友ってところだよねボクたち」 俺「……もうそれでいい。で、なんで伯爵がここにいるの?」 伯爵「ふふっ。だって、501以外の世界のウィッチを紹介するんだろう? 女の子の話ならボクの出番じゃないか」 俺「まあ、そうだが……でも伯爵、今回紹介するウィッチは知らないだろ?」 伯爵「ハンナの従卒やってるマティルダ君でしょ? もちろん知ってるさ!」 俺「なんでだ知ってんだ、おまえアフリカ行ったことないだろおい」 伯爵「だってハンナはかわいいかわいいボクの部下だったんだ。砂漠なんかに送られて寂しがって泣いてないか見に行くくらいするよ」 俺「マルセイユが、寂しがって泣く……?」 伯爵「実際はさっさと帰れとか言われちゃったんだけどね」 俺「あ、やっぱりか」 伯爵「ま、彼女なりの照れ隠しだよね、あれ」 俺「それは100%ねーから。つーかそんな時間いつあったんだよ」 伯爵「ボクの辞書に、不可能って文字はないんだ」 俺「そりゃただの落丁……っていかん、伯爵のペースに巻き込まれたら雑談だけで話が終わる」 伯爵「ひどいなぁ。ボクはいつも通りにやってるだけなのに」 俺「はいはいそうだな普段どおり予測不能だよ。まあいい、とりあえずさっさと本題に入るぞ。今日のウィッチは、さっきも言ったが今のところ唯一のアフリカ出身ウィッチのマティルダさんだ」 伯爵「ハンナの従卒だけど、ボディーガードとかバーや彼女の個室の管理もしてるね。ハンナの部屋にはボクも入れてくれなかったよ」 俺「そのお姿や今回では紹介しきれない情報はフミカネ氏のサイトで確認してくれ」 伯爵「マティルダ君は、ほんとハンナをかいがいしくサポートするね」 俺「鷲の化身を探せってお告げで一族から別れた程だから相当マルセイユを慕ってるだろうな」 伯爵「でも、あの一途なところがいいね。口数少なくハンナの影にいつも控えて、言葉を挟むことなく主を支える。男の子じゃなくても、憧れちゃうんじゃないかな?」 俺「うん、否定はしない」 伯爵「しかも彼女はジョーク好きで、どこかいつも余裕を持った感じがするね。アフリカの広い大地みたいな器って言うのかな?」 俺「凄く完璧超人のように思えるけど、高所恐怖症なんだろ?」 伯爵「みたいだね。でも、魅力を損なう要因にはならないよ」 俺「空飛ぼうよと誘われて必死に否定するマティルダさん……イイ!」 伯爵「いつもの余裕がなくなってるギャップがミソなんだね。バルクホルンの魅力の一つが堅物さと優しさの二律背反なように、完璧さの裏にある弱さってのもたまらないね」 俺「たまらんな」 伯爵「たまらないと言えば、ボクは彼女の肌がたまらないよ」 俺「またいきなり飛ぶね」 伯爵「あの黒い肌、どうしても目がいってしまうあの色が魅力的だよ」 俺「……この前は、白い肌を褒めてなかったか?」 伯爵「エディータとかの真っ白な肌は繊細さを醸し出す。ナオちゃんとかの黄色い肌は太陽みたいな健康的な元気さが感じられるね。そしてマティルダ君の黒い肌は力強さと生命力が瑞々しい。これはボクの持論でしかないけど、どんな色の肌にも魅力はあるんだよ?」 俺「さすがだわあんたまじ淑女」 伯爵「まあね。これでも伯爵って呼ばれてるからね」 俺「中型おっぱい派の俺としてはあの程よいサイズの胸も一押しだな」 伯爵「へー、あのサイズが好きなんだ」 俺「巨乳には圧倒的インパクト、貧乳にはつぼみのような可憐さがあるから、俺の好みではあるが、とにかく体全体との曲線的バランスを俺は重視するし、マティルダさんは素晴らしい!」 伯爵「うんうんわかるなぁ。あの張りのありそうな全身にこう手を這わせたくなるよね」 俺「あの黒い肌って、より全身が引き締まって見えるし、動物的なというか野性的なというかこう理性とか超越した本能的な官能美が醸されてる!」 伯爵「なんか、目がケダモノだよ……?」 俺「あと、あのYシャツ一枚の格好とのコラボレーションは男の夢と言って過言じゃない!!」 伯爵「水をかけたいね」 俺「かけたいな。透けて欲しい」 伯爵「避けられたけどね」 俺「実行したのかよ!!」 伯爵「うん、しかも水を無駄にするなって怒られた」 俺「馬鹿すぎる。だが、その自らに正直な姿勢は嫌いじゃない」 伯爵「お褒めに預かり光栄だ」 俺「惜しむのは成功しなかったことか」 伯爵「そうだね。彼女、ものすごい身体能力だったよ」 俺「だろうな。生身でも魔法を使ってるんじゃないかってくらいものすごいが、スリング投石で小型ネウロイなんか木っ端微塵とか半端ない。なんでも普通のウィッチとは違う魔法体系に属してるらしい」 伯爵「実に、残念だ」 俺「ああ、前線でも余裕で通用するこれほどの戦力が従卒で、軍属じゃないのは確かに残念d――」 伯爵「魔法行使に使い魔を使わないってのは残念だよ」 俺「あ、そっちすか……」 伯爵「だって、使い魔の耳とか尻尾が生えた姿だって見たいじゃないか。君だって見たいだろ?」 俺「そう言われると……見たいな」 伯爵「だよねえ。それにハンナもフラウもニパ君もナオちゃんも熊さんも他のみんなも、尻尾撫でた時の手触り最高だから余計残念だよ」 俺「……うらやましい」 伯爵「触りたいなら、君も触ればいいんじゃない?」 俺「同性の伯爵はともかく、俺がやったら殺される。生きてても痴漢でぱくられる」 伯爵「日ごろの行いの差ってことかな?」 俺「それは俺が圧倒的に勝ってる自信がある」 伯爵「やだなぁ、ボクこんなに真面目ちゃんなのに」 俺「変な方向に真面目であることは認めるが、一般的な真面目では絶対にない!」 伯爵「同じようなこと、もう他に三人から聞いたなぁ」 俺「そりゃ、伯爵知ってる人ならみんなそう思ってるさ」 伯爵「でも、ほとんど初対面だったのにストームウィッチーズ隊長のおケイさんにも言われたよ?」 俺「さすがおケイさん人を見る目がある。伯爵の人柄を一発で見抜くとは」 伯爵「でも彼女酷いんだよ? ちょっと後輩で元部下のところへ遊びに来ただけだってのに怒ってさ。せっかく美人なのにあれは歳だね、まあボクの守備範囲的には無問題だけど」 俺「おケイさんはBBAじゃねえぞおい!」 伯爵「しかも、それを伝え聞いたロンメル将軍に呼び出されちゃったんだよ」 俺「ちょ、おま、どんだけ問題起こしてるんだよ!!」 伯爵「ま、ちょっと腕組んで胸当てながらお願いしたらパットン将軍が許してくれたけどね」 俺「パットンおやじぃぃぃぃぃ! うらやまもとんけしからん!!」 伯爵「言ってくれれば、君にもやってあげていいよ?」 俺「え? まじ?」 伯爵「うん。ボクのお願い一つ聞いてくれるならね」 俺「はははなんだそんなことか。なんなりとお申し付けくださいませ!!」 伯爵「ありがと。それじゃあさ……」 俺「うんうん」 伯爵「熊さんには、君がボクを無理やり連れてきたってことにしといて」 俺「…………え?」 伯爵「いやー、助かったなー。きっと一晩耐久正座だ。頑張ってね、お・れ♪」 俺「Oh……」 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2345.html
501基地 俺「ここがあの方が言っていた場所か……」 連合軍第501戦闘航空団が拠点としている基地。そして今日からは俺も厄介になる基地 俺「確か、基地に着く前に渡された封筒のうちの1つ目を見るようにといわれていたな……」 前に厄介になっていた研究所を出るとき、命の恩人から預かった3つのうちの封筒から1つ目の封筒を開け、中身を確認する 俺「まずは、司令を勤めるミーナ中佐に会え。そしてできる限り11人のウィッチ達と打ち解けて仲良くなれ、か……」 どうやら俺は何としてでも11人のウィッチ達と仲良くならないといけないらしい だが、あの方は何を考えているのだろうか? 確か、あの方は11人のウィッチ達を憎んでいて、俺をここへ寄越したのもその復讐の為と聞いていたのだが…… それに俺なら1人で11人を制圧する事など容易いのにどうしてこのような回りくどいやり方をするような指示を・・・・・・? 俺「あの方の事だ。何か訳があっての事だろう。まずはここの基地の司令に挨拶でもしにいきますか・・・・・・それにしても基地がこんなお城みたいなとことはいやはや……」 誰かを見つけて案内してもらわないと道に迷ってしまいそうなそんな気がした 俺「どこかに誰かいないものか……」 あたりを見回しても人っ子一人いない。ウィッチはおろか整備士や憲兵、門番の姿もない 俺「時間も時間だからか?もぬけの殻。そんなわけないだろうし、中に入れば誰かいるだろうきっと」 しかし、そんな事を考える必要はなかったようだ 魔導エンジンの回る音、背後から11 俺「・・・・・・ストライクウィッチーズ」 あの方から見せられた資料、聞かされた話。その通りだった === == = ウィッチ視点 坂本「ミーナ、今滑走路に人が立っていたがあれが今日配属される者だろうか」 ミーナ「そうかもしれないわね。降りてから確認しましょう」 ゲルト「確かブリタニアからの派遣だったな。今度もまた新人を送り込んできたのだろうか?」 ミーナ「実践経験は浅いみたいだけど、元がテストパイロットのようだから飛行時間はそれなりにあるみたいよ」 坂本「実際見るまでは判らないが即戦力として期待してもいいだろう」 ミーナ「でもいくつか気になる事があるのよね……」 ゲルト「気になる点?」 ミーナ「前に所属していた研究所のようなんだけど聞いた事がないのよ……。経歴なども不明瞭な点が多すぎるわ」 坂本「何か特別な事情があるのかもしれないか」 ミーナ「ええ、そうね」 ゲルト「だが最近ネウロイが強くなっているからこちらとしては戦力が増えると喜んでもいいのではないか?」 坂本「経歴など、戦闘では何の役にもたつまい」 ミーナ「ええ、そうね……」 === == = 俺視点 俺「……少し挨拶でもしてやるか」 あの方の命令に背くことになるが仕方ない。今1人や2人病院送りになってもあの方は怒るまい。きっと喜んでくれる 俺「……アンチマジックフィールド急速展開。全てのエーテルよ我が元に集え」 哀れかな。 空を翔る11人ウィッチは急なストライカーユニットの不調で墜落。全員重傷を負うことになるだろう 俺「あの方につけて頂いた異名の通り、実行して見せます……魔女狩り-ウィッチハンター-としてね」 しかし…… 俺「……1,2,3、いや、もっとか。まさか俺まで監視されていて銃口を向けられているとは、あの方は俺を信用してくれていないのだろうか。俺はこんなにもあの方の為に尽くしているのに……」 仕方がないので、フィールドを解除する。味方だと思っていた奴らは、あの方の指示を少しでも俺が破れば簡単に敵になるみたいだ 俺「仕方ないか。まずはあの集団のところへいってみるか」 俺はウィッチ達が向かっている格納庫らしき場所へと走っていった…… === == = 格納庫 俺「ミーナ中佐はどなただい?」 ミーナ「私がミーナよ。俺大尉でよかったかしら」 俺「はい、今日から転属になった俺大尉です。よろしく」 目の前にいる女性がここの司令を勤めるミーナ中佐か・・・・・・ 先ほどストライカーユニットで空を飛んでいたからまだ若いのだろう。多分 ミーナ「こんな所で申し訳ないけど、今ここにストライクウィッチーズを構成するウィッチが全員いるから簡単に自己紹介をさせてもらうわ。もちろん俺大尉、あなたもね」 暫くして自己紹介が始まった ウィッチ達のデータは嫌というほど覚えたから自己紹介などしてもらう必要はなかったが・・・・・・ 断れば何か嫌な予感がしたから仕方がない ミーナ「以上11名がこの基地に在籍しているウィッチよ。今度は俺大尉から軽く自己紹介をしてもらってもいいかしら」 俺「俺大尉です。いつまた転属になるかわからないですがよろしく」 差し障りのない自己紹介を続けて行く 11人の少女……一部少女?と疑問符がつく女性も混ざっているが 話を聞きながら、困惑、驚き、恐怖、敵対、値踏、無関心といった様々な眼差しが向けられていた ミーナ「俺大尉、少し聞きたい事があるけどいいかしら?」 俺「なんでしょうかミーナ中佐」 ミーナ「俺さん宛に届けられている荷物の事で少し・・・」 俺「・・・・・・できればあまり人には知られたくないし、知らないほうがいいと思うのでその件は後でゆっくりと」 聞きたい事が山ほどあるようだった。予想の範疇ではある おおよそ見当はついている。俺のストライカーユニットについてだろう ミーナ「わかりました。ならこの後私の部屋でゆっくりと話を聞かせてもらうとするわ」 この後も様々な質問攻めにあった・・・・・・ ゲルト「で、お前はちゃんと戦えるのか?テストパイロットとして飛んでいたとは聞くが?」 俺「戦える?場違いな事を聞かないでくださいよ。戦えるからこの最前線に送り込まれてきたんじゃないですか」 ゲルト「実戦経験はないのだろう?」 俺「ネウロイとの実戦は・・・・・・ですが」 ゲルト「ネウロイ以外の何かとは戦った事があるというのか?」 俺「仕事柄、ネウロイ以外との戦闘のほうが主でした」 ウィッチとの戦闘ほど得意なものはない ウィッチご自慢の固有魔法やシールドを使えなくし、グローブに仕込まれた鋼線で切り刻んでいく・・・・・・ 許しを請うもの、泣き叫ぶもの、呪言を履き捨てるもの、多種多様だった・・・・・・ 思い出すだけでもご飯3杯はいけそうな気がした バルクホルン「なるほどわかった。その言葉期待させてもらおう」 坂本「ところで、ネウロイとはどう戦うつもりだ?」 俺「ネウロイとは・・・・・・あそこに立て掛けてある槍-蜻蛉切-とストライカーユニットに内臓されている兵器で戦います」 坂本「ほほう・・・・・・」 ミーナ「(やっぱりあのストライカーユニットは・・・・・・)」 俺「この位でいいでしょう?この後ミーナ中佐から色々と話も聞かないといけないみたいだし、そろそろお開きで」 ミーナ「そうね、みんなもまだ聞きたい事はあるでしょうけど、また今度にしてもらうわ。俺大尉、私に付いてきてもらえるかしら?」 俺「了解」 こうして抜け出す事に成功した俺はミーナ中佐の後についていった・・・・・・ === == = ミーナの部屋 ミーナ「俺さん、先ほど言っていたストライカーユニットの武装はやっぱり・・・・・・」 俺「ミーナ中佐達ならよーくしっているのではないでしょうか。ウォーロックのことは」 ミーナ「やっぱりあれは・・・・・・」 俺「ネウロイコアに制御まで任せたが故に、1年前のあの事件に繋がったみたいですからね。だから今回のあれは制御するのはウィッチである俺です」 ミーナ「あなたに制御しきれるのかしら?」 俺「もちろん。俺の体質や固有魔法の関係上、あれ以外のストライカーユニットは合わないというか、無理というか・・・・・・」 ミーナ「体質と固有魔法?そういえば固有魔法については何も資料に記載されていなかったわね」 俺「こればかりは完全なシークレット扱いです。命令されても言うわけにはいきません」 魔法力無効化 これだけは絶対に知られるわけにはいかない この力はあの方の最強にして最後の切り札・・・・・・ 知られたら、あの方の計画が台無しになってしまう・・・・・・ ミーナ「なら仕方ないわね・・・・・・。危ないものではないのよね?」 俺「はい、ネウロイとの戦闘で使えるような物ではないし、無害なものです」 ミーナ「それなら大丈夫そうね・・・・・・話を戻すわ。あのストライカーユニットは・・・・・・」 俺「先ほど言った通り、システムの制御をウィッチにさせるようにストライカーユニット化したウォーロックです。ネウロイのコアは左右に各1搭載」 ミーナ「ネウロイのコアを搭載しているの・・・・・・!?」 俺「内臓兵器やシステムを使うにはコアからのエネルギー供給が不可欠。エンジンも通常はコアからエネルギーを供給して使います」 ミーナ「・・・・・・」 俺「心配しないでください、絶対に大丈夫です。取り込まれたり、暴走の心配はありません。絶対にです」 ミーナ「絶対に安全なのね?」 俺「絶対に安全です」 ミーナ「少しまだ不安ですがいいでしょう。次の戦闘から出撃してもらいます」 俺「了解」 しかしまだミーナ中佐は俺のことを信用してはいないだろう いや、俺ではなくストライカーユニットをといったほうがいいだろうか 俺「(マロニー様・・・・・・俺はマロニー様の野望を・・・・・・望みを必ずや達成してみせます・・・・・・!)」 部屋 俺「……!」 部屋に誰かが侵入した痕跡がある 慎重に部屋のドアを開ける 男「……お待ちしておりましたよ俺様。先ほど庭で予定外の行動をされていささか焦りました」 俺「邪魔したのはお前か。……態々姿を晒してここに居るってことは、何の用だ?」 男「マロニー様からこれを預かっております。後これも」 俺「5番のワイヤー?何に使うんだよこんな役に立たないものを」 男「マロニー様がすぐに1番から5番のワイヤーに取り替えろとの連絡もありました」 俺「マロニー様直々に連絡がか?」 男「ええ。マロニー様はあなたの事をたいそう買っているし気に入っているようですからね。無暗に問題を起こしてほしくないのでしょう」 俺「問題を起こすとマズイっていうのもあるだろうけどな」 男「では、5番のワイヤーに今ここでお取替えください。1番ワイヤーは回収させて貰います」 俺「……嫌だと言ったら?」(わさわさ……) 手をブラブラしてるようなそぶりに見せかけてワイヤーを飛ばし、張り巡らせる 不自然に見せてはダメだ。自然に、自然に振る舞っているように。 男「その時は力ずくで構わないと命令を受けています」 俺「俺を力ずくで?」(わさわさ……) 男「はい。俺様を力ずくで取り押さえる為にマロニー様は2機のウォーロックを貸し与えてくださいました」 俺「へぇ……たった2機のウォーロックでどうにかできると思ってるのか?」 男「出来ると思いますが?」(わさわさ……) 俺「無理だよ。この状況ではいっ。って出せない限りはな」 男「……」 俺「あとお前の周りよく見てみろよ?」 男「!?」 男「いつの間にこんなものを、1歩でも踏み込んでいたら痛い思いをしていたのか」 俺「別に踏み込まなくても俺が少しでも弄れば四方八方からワイヤーが集まってきてバラバラ死体の出来上がり♪」 男「……ゴクリ」 俺「わかってるよ。 5番のワイヤーはベッドの上にでも置いといてくれ。後で付け替えればいいんだろ?」 男「はい」 俺「あの方の考えはわからないけどあの方がそうしろというのなら俺はそうするだけだ」 男「我々の目的の為によろしくお願いします」 俺「わかった。あのお方にもこちらでうまくやると伝えておいてくれ。そろそろ人が来る、隠れたほうがいい」 男「いえ、私はこれにて失礼します……」 俺「それじゃ昔、友人から借りたエロゲみたくコツコツ好感度を稼ぎつつフラグを立てていきますか」 俺の好感度稼ぎの毎日が始まった。 慎重に、堅実に、しかし時に大胆に 俺「友人には感謝しないといけないな……今頃あいつら元気にやってるかな?2年か……いろいろありすぎて長いようで短かったかな……」 俺の元々住んでいた国 国というよりは世界? 信号無視の軽自動車に微妙な速度で突っ込まれ、即死するわけでもなく、かすり傷の軽傷でもなく、微妙なライン それはそれはとてもとても幸運なのか微妙なのか…… 骨は折れてないけど頭も打ってないけど内臓も損傷してないっぽく ただ無茶苦茶痛い 痛みに耐えきれず意識を失ったと思ったら 次に起きた時は冷たい冷たいレンガの上だった しかも、一応はねられて転がって打ったであろう全身が痛くて痛くて…… 俺「……今思い出すだけでも最悪だった」 今までに見た事もない路上で悶え苦しんでいた俺を拾ってくれたのがあのお方 行く宛もなく、途方に暮れていた所に手を差し伸べてくれたのもあのお方 右も左もわからないこの世界の事を全て教えてくれたのもあのお方 ウィッチという希少な存在という事で俺のこの世界で為すべき事を教えてくれたのもあのお方だ 俺「でも、あの研究所内で使われてたのが英語とドイツ語でラッキーだったよなー……」 幸いだったのは言語自体は同じみたいだったので、困ることが無かったことか 俺「さて。どんどんテンプレ通り好感度を上げていくお!」 === == = 俺「……解せぬ」 宮藤「どうしたんですか?」 リーネ「解せぬって何か問題でもあるんですか?」 俺「独り言だ、気にしないでくれ」 ミーナ「そうだ、俺さん。後で頼みたい事があるのだけど」 宮藤「俺、後で一緒に訓練をしないか?」 俺「……やはり解せぬ」 なにこのイージーモード ここの子達なら、私とゲームどっちが大切なの!とか聞かれてゲームって即答しても即ビンタが飛んでくるとかないだろうな…… 俺「そういえば、ビンタくれたあの子は今頃元気にしてるかなー。丁度、この位の時期だったよなー……」 ペリーヌ「あら。俺さんが一人でどこかよその世界へ行ってしまわれているけどどうしたんですの?」 宮藤「それがわからないんですよ」 リーネ「さっきから時々訳の分からない事を口にしてて……」 俺「ふふふ……あの頃は若かったもんな。若さ故の過ちだから仕方ないよな……」 ミーナ「若さゆえの過ちって、俺さんもまだ若いじゃないの」 坂本「一体幾つなんだ?」 俺「一応こう見えてもう少しで26です。よく高校生と間違えられるんですけど……」 === == = そんなこんなで 俺「きっとここはアニメかゲームの中の世界なんだきっと。みんな純真無垢な天使たちなんだ。出てくる女の子たちはみんな18歳以上なんだきっと」 そう勝手に結論を付けて俺は明日に備えて寝た 501基地 俺「今日も張り切って好感度稼ぎとフラグ構築だお」 今日もこつこつと小さな親切をする作業が始まる 俺「見える、俺にも選択肢が見えるぞ。友よ!」 何故かこっちへ来てから人生イージーモードだった 俺「さてと……どうしよう。誰のところへ行くかな?」 今のところ、誰かに嫌われているなんてことは多分なさそうだ あえていえば、エイラという奴位か。あのあたりはあとできっとイベントが来るに違いない。きっと 俺「とりあえず、ミーナ中佐のところへ行ってみよう」 ミーナ中佐の執務室・ 俺「ミーナ中佐、何か手伝う事はありますか?」 ミーナ「俺大尉。どうしたの?」 俺「きっと忙しいと思って何か手伝える事がないかと思いまして」 ミーナ「ありがとう。ならそうね、この書類を片付けるのを手伝ってもらって良いかしら?一人じゃ多すぎて終わらなさそうなの」 俺「お安い御用です。こう見えても俺は槍を使った戦闘の次に書類整理が得意なんだ」 ミーナ「うふふ。この間は掃除だったわよ?」 俺「あれ、そうだったかな?とにかく書類整理は得意なんです。昔いやというほどやらされたから……」 あの糞教授は今も生きていて、次なる犠牲者が年々量産されているだろうか…… 本当にあっちでは大変だった思い出しかないな ミーナ「俺大尉。どうしたの?」 俺「何でもありません。少し昔の事を思い出していただけですよ」 ミーナ「それじゃあこれが俺大尉の分ね。適当に目を通して間違いがないか確認してくれればいいわ」 俺「了解。すぐに終わらせますよ」 === == = 俺「こんなもんでしょう。こっちがOKな書類でこっちが一部誤りのある書類です」 ミーナ「本当に早かったわね。助かったわ」 俺「いえ。この位楽勝ですよ」 ミーナ「俺大尉がこの基地に来てくれて本当に良かったかもしれないわ。みんなの事も色々手伝ってあげているんでしょう?」 俺「まあそんなところです。任務の1つがこの基地のウィッチ達の助けとなるように、ですから」 本当は仲良くなるように。だけど本当の事を言うのは不味いだろうと思い、咄嗟に適当な事を言っておいた ミーナ「俺大尉には本当に申し訳ないんだけどブリタニアは何を考えているのかしら……」 俺「といいますと?」 ミーナ「改良はされているんでしょうけど、あんな事故を起こしたコアコントロールシステムにまだ執着していたなんて……」 俺「仕方ありませんよ。事故を起こしたけれど起こす前に大きな戦果をあげてしまっていますから」 ミーナ「そうね……確かにあの力は強大なものだったわ」 俺「二度と事故を起こさないように、リミッターとして俺が扱うので大丈夫です。前も言ったと思うけど絶対に大丈夫」 ミーナ「……」 ミーナ中佐はやはりまだ警戒しているようだった 仕方もないか……それを目の当たりにした人なのだから 俺「それにこれはブリタニア軍でなく」 ミーナ「どうしたの?」 俺「……いえ、何でもありません」 このことは言ってはいけないことだった…… この事が知れたら俺はこの基地を追われるだろう そして、あのお方の崇高な計画に狂いが生じてしまう それだけは絶対に駄目だ 俺「書類の整理も終わったし、宮藤軍曹やリネット曹長のところへ行って昼食の準備の手伝いにでもしてきます」 ミーナ「働きものね。誰かに爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ」 === == = ブリタニア某所・ 男「以上が報告です。マロニー様」 マロニー「ご苦労だった。彼は上手くやっているようだな」 男「お言葉ですが、やはり私はあの男にこの計画の一端を任せるのは危険と判断します」 マロニー「彼ほど私に尽くしてくれる者はおらんよ」 男「ですが、マロニー様のこととなると少々行き過ぎた行動をとりかねません。現に2度も予定外の行動をしようとしたわけで」 マロニー「ウィッチを病院送りにしようとしたり、お前を切り刻もうとした事か?」 男「はい。私が切り刻まれる分には問題ないのですが、ウィッチに危害を与えるのは今の段階では時期早々かと」 マロニー「確かにウィッチに危害を加えるのはいかんな。できれば素直に大人しく普通の女の子をやっていればいいものを……」 男「彼は上手く彼女達をたらしこめるでしょうか」 マロニー「大丈夫だろう。彼がこういっていたから信じるとしよう。フッ、自慢じゃないが俺は槍の次に得意なのが女の子を攻略することなんだ。とね」 男「今は彼に任せるとしましょう……」 マロニー「そうだ。ウォーロックMK2の完成がもう少し早ければ……」 男「……これが今我々にできる精一杯の開発スピードです。あと2年、いえ、後1年半はかかるかと」 マロニー「1年で完成させてみせい。私もできる限り手を回す」 男「宮藤博士さえいれば可能かと……」 マロニー「彼は行方不明……いや、死んだのではないのか?」 男「噂ではブリタニア内で今も生存しているという噂がまことしやかに流れております」 マロニー「ならば宮藤博士をここへ連れて参れ。少々手荒なまねをしてもかまわん」 男「では、ウォーロック数体をこのまま引き続き使わせていただきます」 マロニー「数体でいいのか?必要ならばもっと持っていくがいい」 男「いえ、これ以上使うと見つかってしまう恐れがありますので……」 マロニー「そうか……このウォーロック軍団が必ずやウィッチに変わって大空を支配するためにはウォーロックMK2を完成させねば!」 男「一応、彼のストライカーユニットでも統制が取れるのでは?」 マロニー「確かにそうだが、彼もウィッチでしかもこの世界の人間ではない。彼をこれ以上巻き込むのも気が引ける……」 男「ふっ。マロニー様も色々とお優しい方ですな」 マロニー「別にやさしいわけではない。ウィッチの小娘など邪魔なだけだし、彼も哀れな犠牲者なだけだ」 男「ふっ。それではマロニー様、私は宮藤博士捜索に向かいます。念のため彼にはお気をつけください」 === == = 上空 俺「まさか昼食の真っ最中にネウロイが現れるなんて空気読めてない奴だよな……」 坂本「愚痴っていても仕方あるまい」 バルクホルン「俺大尉、期待しているぞ?」 坂本「名槍と呼ばれるそれを持つ実力を見せてもらおうか」 俺「期待に沿えるよう頑張りますよ」 坂本「見えてきた。大型と小型の群れのようだな」 バルクホルン「数が多い。油断するなよ?」 俺「一対多数こそ俺の本領が発揮される状況ですよ…CCS、小型ネウロイの指揮系統を乗っ取る!」 坂本「何っ!」 バルクホルン「ウォーロックと同じ事をするというのか」 俺「無論暴走してネウロイ化。なんて事はありませんよ。その為の俺ですからね?」 順調に小型ネウロイを乗っ取り自分の指揮下へと入れてゆく 俺「乗っ取り完了。これより小型ネウロイ群は俺達の味方と考えていいですよ」 坂本「本当に大丈夫なんだな?急に小型ネウロイから攻撃を受けるような事はないだろうな」 俺「もちろんそんな事はありません。安心して大型ネウロイとの戦闘に集中してください」 そんな事を言っている間にも小型ネウロイへと指示を送る 『大型ネウロイを攻撃せよ』と 宮藤「坂本さん、小型ネウロイが大型ネウロイへ攻撃を始めました!」 リーネ「でも小型ネウロイの攻撃じゃ大型ネウロイに中々ダメージが入らないみたいです……」 俺「小型程度じゃやっぱり話にならないか…」 バルクホルン「俺、大型を乗っ取ることはできないのか?」 俺「そんな事をしたら多分俺が制御しきれずネウロイ化するんでパス。小型が居なくなっただけでも十分でしょう?」 坂本「確かに、小型との無駄な戦闘で魔法力や弾丸を消耗しないですんだのは大きい」 俺「小型の攻撃でのダメージが皆無ならわざわざ攻撃をさせる必要はないな、せいぜい俺の役にたってもらうとするか」 再び小型ネウロイへと指示を送る 『攻撃を中止して俺の周りで静止しろ』 バルクホルン「俺、小型ネウロイをどうするつもりだ?」 宮藤「まさかシールド代わりにするつもりですか?」 俺「そんな事はしない、こうするのさ!」 周りに静止する小型ネウロイを薙ぎ、突き、両断する 坂本「何もわざわざ自ら破壊する必要はなかったのではないか?同士撃ちさせればいいものを……」 俺「自分で破壊する、これが重要だったんです。お陰で蜻蛉切のゲージが一気に溜まった」 坂本「?」 俺「戦いを見ていればそのうちわかりますよ」 バルクホルン「坂本少佐、そろそろ大型を片付けてしまいましょう」 坂本「そうだな、宮藤、リーネ、援護を頼んだぞ。バルクホルン、俺は私と一緒に来るんだ」 バルクホルン「了解した」 俺「おーけー」 === == = バルクホルン「うおりゃあああああ!」 坂本「烈風斬!」 俺「二人とも派手にぶちかますなー」 坂本「俺、何をやっている。お前も攻撃をしないか!」 バルクホルン「お前の力を見せてみろ」 俺「仕方ないな」 内蔵兵器を駆動。 機銃とビームがネウロイの装甲を吹き飛ばしていく 俺「こんなもんですか?」 バルクホルン「流石、あのウォーロックと同規格の武器を積んでいるだけはあるな。凄い火力だ」 坂本「私が興味のあるのはその長すぎる槍なんだがな」 俺「仕方ないな……特別に見せてあげますよ」 ただの大型ネウロイ相手だから通常駆動でよさそうだろう ネウロイの姿を穂先に映す 俺「結べ、蜻蛉切」 大型ネウロイを真っ二つに割断 しかしネウロイは再生を始める。どうやらコアには当たらなかったらしい 坂本「何が起こった……?」 バルクホルン「大型ネウロイが両断されただと……?」 俺「コアには当たらなかったか……坂本少佐、コアは今どの位置に?」 坂本「コアは……機首となっている部分に今は移動している」 俺「ネウロイはしばらく再生に専念してもらうとして、次はコアを露出させます」 内部兵器を再度稼動 大型ネウロイの機首付近に弾丸をビームの集中砲火を浴びせる 俺「リネット曹長、コアがもう露出する。狙いは任せたぞ?」 リーネ「はい!」 これで残弾0。コアからのエネルギー供給量も一時低下。最後のビームを機首へと叩く リーネ「見えました……!」 === == = 基地 坂本「無事にネウロイを撃退する事ができた」 ミーナ「ご苦労様。俺さんがCCSを使ったようだけど暴走の気配はあったかしら」 坂本「いや、暴走の気配はなかったな。本人が言うには大型クラスだと制御しきれないから無理と言っていた」 ミーナ「本人がどの程度まで使えるか把握しているなら大丈夫そうね」 坂本「だがまるで目の前にあのウォーロックが居るみたいな感じだった……」 ミーナ「そうでしょうね。あれはまさしく、ウィッチがコントロールするウォーロックそのものだもの」 坂本「ミーナ、あれは本当にブリタニア軍が用意したものなのだろうか。私にはそうは思えないんだ」 ミーナ「ええ……、確かにそうかもしれないわね。出所がどこかは謎に包まれているわ」 坂本「まさかマロニー大将が何か噛んでいるということはないだろうか」 ミーナ「それは考えられないわ。マロニー大将は責任を取らされているし、大々的に活動はできない位監視がきついはずですもの」 坂本「そうか……そうなるとマロニーとは別の誰かが裏に居るかもしれないというわけだな?」 ミーナ「ええ、そう考えるのが普通でしょうね。だけど、俺大尉はそのことを知らずにただ利用されているだけカも知れないという事も念頭においておかないといけないわね」 坂本「……」 自室 俺「ワイヤーも取り替えておかないと駄目だな……5番ワイヤー、これじゃせいぜい縛ったりするくらいしかできないな」 グローブに仕込まれたワイヤーを最細の1番から最太の5番へ変更してゆく。 あのお方からの命令となればそれに従うしかなかった 俺「マロニー様……あなたは一体何をしたいのですか?あなたはウィッチが憎かったんじゃないのですか?」 ここで予想外の行動をとったらどうなるだろうか 計画に狂いが出てしまうのだろうか、それともそれも計画に練りこまれているのだろうか それを知るのは今はまだマロニー大将ただ一人だった…… ブリタニア マロニー「彼はどう動くだろうか。予定ではそろそろウィッチ達を手に掛けようとする頃だろうな……そうなったときが我々が動く時。期待しているぞ……俺大尉」 マロニーの視界には埋め尽くされるほどのウォーロックが その中心にはまだ未完成と思われる1機の他とは違うウォーロック マロニー「次はガリアか……これの完成はかの地でになりそうだな」 宮藤「離しなさい。逃げたりはしない」 男「マロニー様、お待たせしました。宮藤博士をお連れしました」 マロニー「ご苦労だった。そして宮藤博士、手荒な真似をしてすまなかったな。手錠をはずしてやれ」 男「はっ。逃げようとは考えないほうがいい」 宮藤「わかっているよ」 マロニー「宮藤博士、どうだねこの絶景は」 宮藤「よくもまあこれほど……」 マロニー「宮藤博士、頼みがある。あの中央部分にある未完成の機体があるだろう?あれを完成させて欲しい」 宮藤「……拒否権はないんだろう?」 マロニー「察しが良くて助かる」 宮藤「マロニー大将。あなたはこれを用いて何をするつもりですか?答えていただきたい」 マロニー「ウィッチの小娘達に代わって、このウォーロック達がネウロイを駆逐する。ウィッチなど……この世にはいらんのだ」 宮藤「……一つ約束していただきたい」 マロニー「何だね?」 宮藤「ウィッチにとって変わる事は問題ない、けれどウィッチ達を傷つけてその座を奪い取るような事はしないで欲しい」 マロニー「我々からは手を出さない事を約束しよう。我々からはね……」 宮藤「ウィッチ達が攻撃を仕掛けてきたら、反撃するというわけですか」 マロニー「そうなるかもしれないな。ウィッチ達が大人しくネウロイとの戦闘を我々に任せれば何も問題は起きまい」 宮藤「……判りました。あの機体を完成させましょう」 マロニー「こちらも、宮藤博士がこの事を口外しないと約束して頂けるなら完成しだい即開放する事を約束しましょう」 もどる
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/432.html
俺「ストライクウィッチーズ……なのかもしれない」 376-400 作者 前1 376 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 30 47.97 ID HjGC17aB0 ネウ俺「うっ」グッ ガチャ ネウ俺「!」 ガチャガチャ ネウ俺「くっ」ジタバタ サンダー「目が覚めたか」 ネウ俺「!?」 ムキムキ「みんなを呼んできてくれ」 サンダー「ああ」 _____________ ______ ___ 378 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 45 32.18 ID HjGC17aB0 ネウ俺「・・・・・」 コナー「お前は何者だ?」 ネウ俺「・・・・・」 コナー「・・・・・」 コナー「もう一度聞く」 コナー「お前は何者だ」 ネウ俺「・・・・・・」 バキッ ネウ俺「ぐっ」 兄「さっさと答えろよ。いつでもお前を殺せるんだぜ?」 ネウ俺「ならば殺せ」 兄「あ?」 ネウ俺「聞こえなかったのか?」 ネウ俺「殺せと言っている」 379 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 54 47.40 ID HjGC17aB0 ガタッ 兄「ああ!殺してやる」 兄「その頭を粉々にしてやるよッ!」 サンダー「おい、やめろ」 ガシッ 兄「チッ」 サンダー「お前はネウロイか?」 ネウ俺「違う」 ネウ俺「だが人間でもない」 サンダー「それはどういうことだ?」 ネウ俺「・・・・・」 382 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 15 07.28 ID HjGC17aB0 ネウ俺「俺は・・・」 ネウ俺「人類を守るためネウロイと契約した」 ネウ俺「ネウロイがいなくなれば人類どうしが戦争をはじめる・・・」 ネウ俺「だからこの戦争を終わらせるわけにはいかないと思った・・・」 ネウ俺「だが・・・」 ネウ俺「気がつけば世界はこの有様だ・・・」 ナイト「なぜ世界を守りたいお前がネウロイを引き連れてここに来たんだ?」 ネウ俺「あいつを倒すためだ」 ネウ俺「あいつを倒すため今はあいつの命令に従っている」 コナー「あいつ?」 384 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 25 11.78 ID HjGC17aB0 ネウ俺「この世界をこんなにしたやつだ」 全員「!」 コナー「詳しく聞かせてくれ」 ネウ俺「今この世界にいるネウロイは全てあいつが生み出した」 ネウ俺「俺の力も十数年前にあいつからもらったんだ」 ネウ俺「そして・・・」 ネウ俺「あいつを倒せばネウロイはこの世界から全て消える」 コナー「なに!」 コナー「そいつは今どこにいるんだッ!!」 385 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 34 13.16 ID HjGC17aB0 ネウ俺「とある場所の地下だ。そこに置いてある」 コナー「置いてある?」 サンダー「どういうことだ?」 ネウ俺「あいつとは・・・」 ネウ俺「大きな黒いコアのことだ」 コナー「場所を教えてくれ」 ネウ俺「なぜだ?」 コナー「我々がそのコアを破壊しに行く」 ネウ俺「無理だな」 387 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 42 22.26 ID HjGC17aB0 ネウ俺「あいつの部屋の入り口はネウロイしか開けられない」 ネウ俺「その前に生きて辿り着けるかどうかすらわからない」 ネウ俺「ネウロイの本部だ。もちろん警備も厳重だ」 ナイト「ならお前を連れて行けばいい」 ネウ俺「え?」 ナイト「お前ならその部屋の入り口を開けられるだろう」 ナイト「それにお前の強さは知っている」 サンダー「そうだな」 388 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 51 42.96 ID HjGC17aB0 ネウ俺「お、おい!俺はお前達と」 ムキムキ「ははは!決まりだな」 兄「そのコアを破壊してからお前を殺してやる」 コナー「よし!作戦は一週間後だ。皆に伝えなければな」 コナー「デコイ、皆を広間に集めてくれ」 デコイ「はい」 コナー「お前も休みなさい」 ネウ俺「ああ・・・」 ___________ ______ 392 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 02 25.17 ID HjGC17aB0 ―広間― ざわ・・・ざわ・・・ コナー「――作戦決行は一週間後だ。」 コナー「これが最後の戦いになるだろう。諸君しっかり休んでくれ」 コナー「以上だ。」 ざわ・・・ざわ・・・ リフ「マジかよ・・・」 喉「マジだよ・・・」 トビウオ(おっさん、もうすぐ終わるぜ・・・) ナックル「なんか緊張してきた・・・」 __________ _____ __ 394 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 10 38.76 ID HjGC17aB0 -病室- トビウオ「だってよ」 アイス「そうか」 ナックル「それまでに治りそうか?」 アイス「なんとかな。治癒魔法のおかげだ」 _________ ____ リフ「マジかよ」 ナイト「マジだ」 喉「はやく終わらせて元の世界に帰ろうぜ」 サンダー「ああ」 __________ ______ 396 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 22 17.14 ID HjGC17aB0 -三日後・コナー部屋- ナイト「どうしたんだ?俺たちを集めて」 コナー「最終決戦の突入部隊を選ばせてもらった」 コナー「君たちに任せたい」 ミーナ「この基地最強のメンバーよ」 ミーナ「読み上げるわね。呼ばれたら返事するのよ?」 ミーナ「ナイトくん」 ナイト「はいよ」 ミーナ「リフくん」 リフ「はーい」 ミーナ「喉くん」 喉「へーい」 ミーナ「サンダーヘッドくん」 サンダー「はい」 398 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 29 34.68 ID HjGC17aB0 ミーナ「トビウオくん」 トビウオ「はい」 ミーナ「アイスくん」 アイス「はい」 ミーナ「ナックルくん」 ナックル「はいはーい」 ミーナ「兄くん」 兄「チッ」 ミーナ「槍くん」 槍「はいッ!」 ミーナ「ムキムキくん」 ムキムキ「はい」 ミーナ「デコイくん」 デコイ「はい」 ミーナ「ヘイへくん」 399 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 37 55.54 ID HjGC17aB0 ヘイへ「はい」 ミーナ「次は・・・ネウ俺くん」 アイス「!」 リフ「なんでこいつが!」 ナイト「この作戦にこいつが必要なんだ」 ネウ俺「安心しろ。作戦が終わればさよならだ」 ミーナ「へ・ん・じ・は?」 ネウ俺「あ!はい!」 ミーナ「あとはこのメンバーにロボ子を加えた13人と1体が突入部隊のメンバーよ」 400 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 44 23.81 ID HjGC17aB0 ガチャ コナー「ん?」 異世界「俺も加えてくれ」 ナイト「おまえは」 異世界「かならず役にたつ!だから頼む」 コナー「・・・・」 コナー「いいだろう」 異世界「すまない」 ミーナ「ではこの14人と1体が突入メンバーです」 コナー「基地の皆と私の部下達が総力をあげて君たちをサポートする」 コナー「みんな、頼んだぞ」 14人「了解」 _________ _____ __ 俺団Ⅲ 22へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/362.html
トビウオⅡ 4 俺「ストライクウィッチーズらしい」 503- 作者 トビウオ 総レス数 122 このページでのレス数 24 685 トビウオ[誰もいない様なので続行] 投稿日:2010/10/25(月) 21 48 37.05 ID Xae9B88x0 ------------------------------------------ 基地 上空 エーリカ「今日は昨日のロッテで模擬戦をしろってことでーす。」 俺「模擬戦かー。久々だな。腕がなるぜ! 」 芳佳「俺さんとハルトマンさんは強そう‥‥」 エイラ「おいおい宮藤。私を忘れてないカ? 」 エーリカ「じゃあ、そっち先にやってよ。私たちは適当に見てるから。」 サーニャ「よろしくね。リーネさん。エイラ。」 リーネ「うん。頑張ろうね。」 芳佳「よーし、負けないぞー! 」 686 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 21 53 25.24 ID Xae9B88x0 ガガガガガガ ダダダ ダダダダダ 俺「‥‥相変わらずエイラはすごいな。」 エーリカ「そうだねーあれはずるいよねー。」 俺「エイラが被弾する状況ってのも見てみたいもんだ。」 エーリカ「サーにゃんがやればいいんじゃないかなあ。」 俺「ははっ、なるほど。」 エーリカ「ところでさあ。」 俺「ん? 」 エーリカ「リーネとはどこまでいったの? 」 688 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 05 18.12 ID Xae9B88x0 俺「どこまで? 最近はでかけてないぞ。っていうか出かける暇なんてなかったろ。」 エーリカ「そうじゃなくてー‥‥キスとかしたの? 」 俺「!! な、なんで‥‥」 エーリカ「なんでって、そりゃあねえ。」 俺「おまえ‥‥見てたのか!!そうだな!!」 エーリカ「やだなぁ、見てないよー。昨日ブリーフィングルームなんて近づいてないし。」 俺「‥‥ほんとだな? 」 エーリカ「もちろん! (せっかくエサ撒いたんだから食いついてよー、つまんないのー)」 俺「じ、じゃあなんで、その、知ってるんだよ! 」 エーリカ「! ‥‥なにを~? 」 俺「な、なにって、その‥‥///」 エーリカ「はいはい、もういいよ。あっちも終わったみたいだし。」 俺「‥‥///」 エーリカ「ニシシシ。」 689 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 10 50.59 ID Xae9B88x0 芳佳「エイラさんには勝てないよー‥‥」 エイラ「わっはっハ! 私に勝つのは百年、いや千年は早いんじゃないカ! わっはっハー! 」 サーニャ「エイラ‥‥似てない。」 エイラ「ガーン!! 」 エーリカ「よーしじゃあ勝った方やろうか。」 俺「えーっと、エイラ、リーネチームか。」 リーネ「はい、宜しくお願いしますね。」 エイラ「負けないかんナー! 」 690 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 15 33.65 ID Xae9B88x0 エーリカ「それじゃ、昨日やったとおりに行くよ。」 俺「了解! 」 エイラ「どっからでもかかってこいってんダ。」 リーネ「油断は禁物ですよ。」 ダダダダ エイラ「ホっト。そんなヘナチョコ玉当たんないってノ。リーネ! 敵はあそこダ! いっくゾー!」 リーネ「待ってください! あれはたぶん囮です! 」 エーリカ「へぇ‥‥さすがリーネ。でも、私の位置がわからないんじゃあ‥‥だめだよ! 」ダダダダ エイラ「! リーネ真後ろの上だ! 」 リーネ「はい! 」ブォン 691 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 20 08.63 ID Xae9B88x0 エーリカ「奇襲は避けられたけど、相変わらず有利だもんねー! 」ダダダダ エイラ「こっちも忘れんなヨ! 」 エーリカ「あんたとやっても当たんないでしょうが! 」 エイラ「じゃあおとなしくあたってくれ! 」ダダダダ エーリカ「やーだもんねー!」 リーネ「エイラさん! 」 エイラ「バカ! 前見ロ! 」 俺「隙だらけだぜ!! 」ダダダダダダ リーネ「なんて、こっちのセリフです! 」ガァン 俺「な! 」ヒュン リーネ「‥‥はずしちゃった。 」 俺「あ、あっぶねえ‥‥囮だったのか‥‥くっ軌道が‥‥」 エーリカ「ちっ‥‥」 692 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 25 20.86 ID Xae9B88x0 エイラ「リーネ! こっちのエースさんを落とすゾ! 」 リーネ「はい! 」ダァン ダァン エイラ「俺が戻ってくるまで二対一ダ! 」ガガガガガ エーリカ「近距離のエイラに遠距離のリーネ‥‥なるほど相性が良い。」 エイラ「私が鬱陶しいカ? 」 エーリカ「まったくだね! 」 エイラ「お褒めの言葉ありがとさン! こいつはご褒美ダ! 」ガガガガガガ エーリカ「上空へ‥‥」 エイラ「逃がすか! 」 エーリカ「そこへ、下から銃弾が。」 ダダダダダ エイラ「! ‥‥くっ。」 俺「二対一ってのは卑怯じゃないかい!? 」 693 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 30 28.19 ID Xae9B88x0 リーネ「エイラさん! 」 俺「もちろん狙うのはこっちだ! 悪いなリーネ! 」ガガガ リーネ「うっ‥‥」 エーリカ「インメルマンターンと見せかけたループでした! わるいねー。」 リーネ「しまっ‥‥上!? 」 ガガガガガガ リーネ「きゃああ!! 」ベチャベチャ ……… …… … 694 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 33 03.98 ID Xae9B88x0 エーリカ「いやー残念でした。おしかったねー。」 エイラ「ムー、さすがに僚機集中攻撃されると辛いナー。」 リーネ「すみません‥‥」 俺「ははは、俺達が強かっただけだって。」 エーリカ「あれ? 一番最初に落ちそうになったのはだれだっけー? 」 俺「う、うるさいな! いいだろ避けたんだから! 」 エイラ「避けタ‥‥ねェ? 」 エーリカ「避けた‥‥ですってよ。」 リーネ「‥‥///」 俺「な、なんだよ! なにかおかしいこと言ったか? 」 エーリカ「なんでもないよー♪ 」 695 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 34 03.74 ID Xae9B88x0 芳佳「みなさんお疲れ様でした!! すごかったです! 」 サーニャ「四人ともすごかった‥‥――! 」 キィン エイラ「! どうしたサーニャ。」 サーニャ「ネウロイが来る‥‥。」 エーリカ「まったく、相変わらず変なタイミングでくるなー。」 俺「さっさと迎撃に向かおうぜ! 」 芳佳「でも、私たち模擬戦用の武器です! 換装しに帰らないと! 」 リーネ「まって! 504の人たちは? 」 エーリカ「そこら辺のことも一旦帰ってから聞こう。」 エイラ「よし、じゃあさっさと戻るゾ! 」 696 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 22 34 58.74 ID Xae9B88x0 一区切り またそのうち トビウオⅡ 5へ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/424.html
俺「ストライクウィッチーズ?」 158-230 作者 前1 158 :前1[]:2010/11/10(水) 23 33 17.85 ID 3ypD8qX5O ウゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥ ミーナ「!」 リフ「ネウロイか!」 ナイト「行くぞ」 喉「ああ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー デコイ「ボス!」 コナー「ああ!」 タッタッタ コナー「ん?」 ナイト「コナー!」 コナー「君たち!」 162 :前1[]:2010/11/10(水) 23 39 47.14 ID 3ypD8qX5O ナイト「ストライカーはどこにある!」 コナー「デコイ!彼らをハンガーへ!私は出れそうな者達を集める!」 デコイ「はい!お前達、こっちだ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―食堂― ウゥゥゥゥゥゥゥ ざわざわ・・・ ナックル「敵か!?」 アイス「そのようだな」 バン コナー「誰か数名出れる者はいないかッ!」 ざわざわ・・ トビウオ「お前らいくぞ!」 ナックル「ええぇー!」 166 :前1[]:2010/11/10(水) 23 48 18.96 ID 3ypD8qX5O アイス「俺達が行きます」 トビウオ「おっさん早く!」 コナー「よし、こっちだ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―ハンガー― デコイ「パシリさん!ストライカーを4つお願いします!」 パシリ「おう!待ってたぜ」 パシリ「ほら、もう用意したある。行ってこい!」 デコイ「はい!」 ブォーーーー ナイト「久しぶりのストライカーだな」 リフ「飛べるのかぁ?」 ナイト「俺を誰だと思ってるんだ?」 175 :前1[]:2010/11/10(水) 23 58 07.97 ID 3ypD8qX5O パシリ「何か問題があったら言え。なんとかしてやる」 リフ「ああ」 デコイ「準備はいいか?」 ナイト「ああ」 デコイ「いくぞ!」 ブゥーーーーーーーン ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―空― デコイ「中型2機に小型10か」 デコイ「よし、俺が」 ビッ ビッ ビッ ナイト「よけろッ!」 デコイ「!?」 178 :前1[]:2010/11/11(木) 00 06 57.29 ID V7gDW17NO リフ「おっと」バッ ドン ドン ドン ドガガガガガガガガン パリィン パリィン 間一髪リフがビームを防いだ。そして、驚く事にビームが跳ね返りネウロイをおとしたのだ。 リフ「油断するなよ?」 デコイ「ああ、ありがとう」 喉「今のは?」 リフ「俺が編み出した必殺技だぜ!カッコいいだろ?」 リフ「聖なるバリアミラーフォースって名付けた」 喉「だせぇ…」 182 :前1[]:2010/11/11(木) 00 14 19.21 ID V7gDW17NO ナイト「いや、名前はともかくアレは使えるぞ」 ナイト「デコイ、分身を一体出してくれ」 ナイト「その分身を囮にしネウロイに攻撃させる」 ナイト「その攻撃をリフ、今ので全部弾き返せ」 リフ「おう!」 デコイ「わかった」 ブォン ビッ ビッ ビッ ビッ ナイト「来たぞ!やれ!」 リフ「よっ、」バッ ドガガガガガガガガガガガガガ パリィン リフ「ふぅ」 喉「一匹かよ!」 187 :前1[]:2010/11/11(木) 00 20 26.18 ID V7gDW17NO 喉「ああぁもう!おまえに任せてられねぇよ」 喉「フェルマータ!」 ピタッ 喉「ナイトやってくれ!」 ナイト「ああ」 ズダダダダ ズダダダ パリィンパリィン ナイト「デコイ、あっちは任せた」ダダダダ デコイ「あ、ああ」チャキ ダダダダダダダダダ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ナイト「あとは中型だけかか」 190 :前1[]:2010/11/11(木) 00 27 05.45 ID V7gDW17NO 喉「あ、すまん…もう魔力が…」フラッ ナイト「お、おい待て」 ナイト「もうちょっと頑張れ!」 喉「もう…無理…」 ヒューン ナイト「おおっと!」 パシッ 喉「おお、ナイスキャッチ」 デコイ(こいつらアホっぽいが…) デコイ(強い!!) リフ「おい!中型がこっち狙ってるぞ!どうする?」 ナイト「リフ!お前はこいつを頼む」 ナイト「ネウロイのほうは俺がなんとかする」 191 :前1[]:2010/11/11(木) 00 31 59.89 ID V7gDW17NO ナイト「デコイ、サポート頼むぜ」 ブォーーーーーン デコイ「おい!無茶だ!」 ドカアアアン ドカアアアン ダダダダダダ ヒュンヒュン ダダダダダダダ ビッ ビッ ナイト「ちっ」 ヒュン ダダダダダダダダダダ デコイ「信じられない…1人でやりあってる…」 ナイト「そろそろ墜ちてくれないか?」チャキ ズダダダダダダダ 195 :前1[]:2010/11/11(木) 00 36 49.27 ID V7gDW17NO ブゥーーーーーーーン トビウオ「おい!リフ!」 リフ「ん?ああ、お前も来たのか」 アイス「戦況は?」 リフ「あとあの中型2体だけ」 パリィン リフ「一体だな」 トビウオ「あいつ1人戦わせていいのかよ!」 リフ「そうだな。ちょっと助けてやってくれ」 ナックル「行くぞ」 アイス「ああ」 ブゥーーーーーーーン 198 :前1[]:2010/11/11(木) 00 45 24.61 ID V7gDW17NO ナックル「大丈夫か!?」 アイス「援護する」 ナイト「お、それは助かる」 アイス「ネウロイ、氷の弾丸を食らわせてやろう」 バッ ヒュンヒュンヒュンヒュンッ! どこからともなく現れた氷のつぶてがネウロイを襲う ナックル「久しぶりにあの技使うか」 スッ ナックル「ディバィィィン!」 ナックル「バスタァァァアア!」 ドッゴオオオオオオン 200 :前1[]:2010/11/11(木) 00 52 15.70 ID V7gDW17NO パリィン ナイト「やるねぇ」 アイス「ネウロイ消滅」 ナックル「帰ろうぜ」 ブロロロロ リフ「おつかれ」 デコイ『ボス、ネウロイ消滅しました。帰還します』 コナー『ああ、よくやった』 喉「Zzz」 ナイト「こいつ寝てやがる…」 リフ「棄てていくか」 喉「やめて!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 205 :前1[]:2010/11/11(木) 01 01 51.03 ID V7gDW17NO ―基地― デコイ「あの3人…」 デコイ「ただ者じゃないですよ」 デコイ「特にナイトってやつは」 コナー「それは心強いな」 デコイ「提案なんですが、あの男に指揮を任せてはどうでしょう?」 コナー「そうだな。考えておこう」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー リフ「やっほおおおぅ!明日は休みだ!」 トビウオ「うるさい!俺の部屋にくるな!俺は明日任務なんだよ!」 207 :前1[]:2010/11/11(木) 01 10 29.22 ID V7gDW17NO ―翌日― コナー「君たちのグループはこのエリアの哨戒を頼む」 アイス「了解」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ブロロロロ・・・ ナックル「はぁ…暇だな」 トビウオ「ネウロイが出たら俺がちゃっちゃと片付けてやるよ」 アイス「真面目にやれよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 209 :前1[]:2010/11/11(木) 01 17 04.01 ID V7gDW17NO アイス「おい!ネウロイだ!」 ナックル「キター!」 トビウオ「よっしゃー!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ドォオンドォオン アイス「数が多いな」ダダダ バコッ バキッ ナックル「ふんっ!」ブン ヒュン トビウオ「うおっと」ズダダダダダダ 211 :前1[]:2010/11/11(木) 01 24 10.79 ID V7gDW17NO アイス「お前ら、離れろ!」 パリパリ・・・ アイス「はッ!」 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオン パリィパリィパリィパリィパリィパリィン 海から無数の氷の槍が伸び(ハ○レンみたいな感じで)、ネウロイ達を串刺しにした。 213 :前1[]:2010/11/11(木) 01 31 09.38 ID V7gDW17NO ナックル「おお!すげぇ」 トビウオ「おい!砕けたネウロイ達再生してないか?」 ナックル「そんなわけ…」 ナックル「!?」 トビウオ「しかも合体してるぞ!」 ナックル「でかいな…」 アイス「じゃあもう一度!」 パリ・・・ ガガガガガガガガガガ ガッ ガキン アイス「!?」 トビウオ「氷が砕けた!」 218 :前1[]:2010/11/11(木) 01 39 17.87 ID V7gDW17NO ナックル「固いぞこいつ…」 トビウオ「どうする?」 アイス「トビウオ、水流を操作できるんだよな?」 トビウオ「ああ!」 アイス「あいつのいる高さまで水を巻き上げられるか?」 トビウオ「できるぞ?」 アイス「あいつの真下から水を巻き上げあいつに水をぶっかけてくれ」 アイス「俺は水びたしのあいつを凍結させる」 アイス「そのあとナックル、お前があいつを砕くんだ!」 220 :前1[]:2010/11/11(木) 01 47 33.34 ID V7gDW17NO アイス「あいつが再生中の今がチャンスだ!行くぞ!」 ナックル・トビウオ「ああ!」 トビウオ「うおおおお!」 ザバァァァァアア! アイス「はあッ!」 パリパリ・・・ ナックル「オラァッ!」 ゴッ ガッシャアアアアアアン! パリィーン 3人の初めての連携は成功に終わった。 トビウオ「やったぞ!」 アイス「ははっ」 ナックル「よし!」 224 :前1[]:2010/11/11(木) 01 56 07.07 ID V7gDW17NO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―基地― トビウオ「疲れたぜ」 リフ「よお、おかえり」 トビウオ「ああ」 喉「どうだった?」 ナックル「素晴らしい連携だった」 喉「?」 トビウオ「ネウロイが合体した時は驚いた」 ナイト「合体?」 アイス「コアを破壊した筈の小型ネウロイの破片がな」 リフ「へえー」 226 :前1[]:2010/11/11(木) 02 03 28.25 ID V7gDW17NO ―別の日― 槍「ネウロイ発見」 兄「よし、ジャンケンするぞ」 兄・槍「さいしょはグー」 兄・槍「ジャンケン!」 兄・槍「ほい!」 兄「パー」 槍「グー」 兄「俺な」 槍「わかったよ」 兄「いくぞネウロイ!」 ドババババババババ 兄「はい、終了~」 槍「次は俺だからな!」 兄「いや、次もジャンケンだ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 227 :前1[]:2010/11/11(木) 02 09 58.73 ID V7gDW17NO ―別エリア― ムキムキ「はっはっは」 ドガドガドガドガドガドガドガドガ ムキムキ「甘い甘い!」 ズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガ 女ウィッチ1「あの人すごいね…」 女ウィッチ2「ほとんど1人でやっちゃってるよ」 女ウィッチ1「私達あんまり役にたってないけどいいのかな?」 女ウィッチ2「しょうがないよ。レベルが違うし…」 230 :前1[]:2010/11/11(木) 02 20 49.05 ID V7gDW17NO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―数日後・基地― コナー「予想以上の戦果だ」 ミーナ「ええ。まさかこれほどまでとはね」 コナー「TUEE兄弟にムキムキ、ナイト君たち…」 コナー「それにあの3人組もよくやってくれている」 コナー「人類の未来は彼らに掛かっているな」 ミーナ「そうね。でも彼らに頼ってばかりじゃなく私達も頑張らないとね」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺団Ⅲ 14へ続く